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バルクオムの名称類似訴訟が終結、マツキヨPB「バルク トリプルA」は名称変更

2019年11月12日 19:32  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

バルクオムの公式サイトより
バルクオムが、カラーズ(COLOURS)のスキンケアブランド「バルク トリプルA(Bulk AAA)」の名称がバルクオムと類似しているとして起こした訴訟について、9月30日付で和解が成立したことがわかった。
 
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 バルクオムは「ピーチ・ ジョン(PEACH JOHN)」の創業者 野口美佳氏の息子である野口卓也が2013年4月に立ち上げ、メンズコスメブランド「バルクオム(BULK HOMME)」を運営している。マーケティング事業などを手掛けるカラーズは2000年2月に創業し、化粧品事業ではマツモトキヨシプライベートブランド(以下、マツキヨPB)として「アルジェラン(ARGELAN)」や「ザ パブリック オーガニック(THE PUBLIC ORGANIC)」を販売。スキンケアブランドのバルク トリプルAは2017年10月から展開している。
 バルクオムは2017年12月15日付で特許庁に対してバルク トリプルAの商標の無効審判を請求したが、2018年8月23日に無効審判請求が棄却されたため、同年9月28日に特許庁を相手取り、カラーズの商標有効に関する審決取消請求訴訟を知的財産高等裁判所に提起。今年3月7日にバルクオムが勝訴し、審決の取り消しが認められていた。
 判決後、バルクオム、カラーズ、マツモトキヨシホールディングスを交えた3社で協議を進め、今回3社間で和解契約が成立したという。和解内容は非公開としているが、バルク トリプルAは11月11日からブランド名を「ウーマン メソッド トリプルA(W/M AAA)」に変更している。
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