エアトリは11月12日、「職場の人との繋がり方」に関する調査結果を発表した。調査は今年10~11月にネット上で実施し、20~70代の働く男女722人から回答を得た。
休みの日に職場の人から「仕事の連絡が来たことがある」は43.0%。「仕事・プライベート両方で連絡が来たことがある」も30.4%となった。仕事に関する連絡を受けたことがある人は計73.4%にのぼった。「仕事・プライベート両方で連絡が来たことがない」は20.6%となった。
「上司とLINE交換をしている横から、先輩に『じゃ、ついでに私も』と交換させられた」
休みの日に職場の人から連絡が来ることについて聞いた。上司からの連絡については「仕事の連絡は嫌だ」が57.6%、「プライベートの連絡は嫌だ」が51%となった。半数以上は仕事・プライベートの連絡を問わず、上司からの連絡を不快に感じているようだ。
また、同僚からの連絡については「仕事の連絡は嫌」が42.6%、「プライベートの連絡は嫌」が23.9%。部下からの連絡は「仕事の連絡は嫌だ」が38.6%、「プライベートの連絡は嫌」が27.2%となった。いずれも上司よりは低い割合となっている。
SNSで上司と繋がっている人は40.9%。同僚と繋がっている人は62.7%、部下と繋がっている人は52.7%となった。しかし「本当は繋がりたくなかった職場の人がいる」と回答した人は38.7%いる。繋がってしまった理由としては、
「共通の友人が多くなり、さすがに承認しないとまずい感じになりそうだったので」(30代女性)
「上司とLINE交換をしている横から、先輩に『じゃ、ついでに私も』と交換させられた」(30代女性)
「仕事のつながりで業務に支障が出ることも考えられるので仕方がなかった」(60代男性)
といった声が寄せられた。また「上司のSNS投稿を見たくない」は54.7%。同僚・部下に関しても半数は割ったものの、「見たくない」が最も多い。一方、「見たい」は上司4.5%、同僚9.0%、部下6.9%といずれも1割未満で、職場の人とはプライベートは一線を画したいと思っている人が多いようだ。
「上司から飲みの席で不倫している話を聞かされてどう反応したらよいか困った」
職場の人と距離感が近くなりすぎて困った経験を聞くと、
「何度か飲みに行ったら、同僚に友達で仲良しと思いこまれ、他の人とランチ行ったら機嫌が悪くなる。 仲間外れにされたとテンションが下がる」(30代女性)
「仲の良い先輩と同僚のグループができており、プライベートでもよく会っていたが、先輩と同僚が仲違いをし、双方から悪口を延々と聞かされた時期があって疲弊した」(30代・女性)
など人間関係で困ったという声が寄せられた。また
「記念に撮った内輪向けの写真をWEBにアップしたところ、ポーズ(社会的に不適切でもなんでもない、至って普通のポーズ)が可笑しいだの不適切だのそんな撮り方するななど、私含め全員が文句を言われた」(30代女性)
「上司から飲みの席で不倫している話を聞かされてどう反応したらよいか困った。がっかりした」(20代・女性)
といった声もあがった。中には「体育会系のノリで、SNSでみんなが繋がっていたり、お休みの日に何かとイベントをやろうとする人がいたので、面倒くさくて、SNSはやってないとか、家庭の事情で休みの日は無理とか、理由をつけて参加しなかった」(30代・女性)という人もいた。