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元Ciscoエンジニア開発の「Firewalla」、サブスク不要でネットを安全に

2019年11月11日 12:01  Techable

Techable

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頻繁に行われているサイバー攻撃を自覚している人はほとんどいない。また、そうした脅威に対処する術を持っている人はさらに少ない。こうした状況を危惧した元Ciscoのエンジニアが、精鋭メンバーを募って開発したのが「Firewalla」だ。

Firewallaは、特別な専門的知識や小難しい設定抜きに、サイバー攻撃の脅威からネットワークを保護してくれる。

すでに2017年と2018年に、レッドとブルーがリリースされている。現在Indiegogoでキャンペーン中のゴールドは、高度なフィルタリングを実行しつつ3Gb/sの通信速度を実現。通信速度を犠牲にせず、より無意識にネットのセキュリティを高められるようになった。
・IPSやネットワークセグメンテーション、VPNを提供PCから見守りカメラまで、ハッカーは知らず知らずのうちに攻撃を仕掛けてきている。Firewallaを導入すればこれらを検知して防ぎ、メールで攻撃があったことを知らせてくれる。

IPSではリアルタイムにネットワークを監視。不正アクセスを検知するとブロックしてくれる。ネットワークセグメンテーションでは、例えばIoTデバイスのネットワークと自分が普段利用するネットワークを分けることができて、IoTデバイスに攻撃がしかけられても、他に影響をおよぼす心配がない。

また、VPN機能を設定すれば公衆Wi-Fiを使っていたとしても自宅のネットワークにトンネリング。出先でも安全にネットを楽しむことができる。
・サブスク料金なしで高度なセキュリティ機能を不要な広告を非表示にしてくれるアドブロックや有害サイトなどを検索結果からはじいてくれるセーフサーチ、子供のゲームやSNS、接続サイトを制限するペアレンタルコントロールも提供してくれて至れり尽くせり。

こういった機能を提供してくれるセキュリティゲートウェイ/VPNルーターは多いが、これほどの高度なセキュリティがサブスクリプション料金なしで最新の保護が保証され、しかも簡単設定で利用できるのがFirewallaの特徴だ。

設定はケーブルをつなぎ、QRコードを読み込んで認証を済ませればOK。だれでも迷うことなくできるだろう。ネットワークや攻撃のモニタ、機能の管理はアプリやブラウザから行えて、日本語にも対応しているようだ。

ルーターモードとDHCPモードを搭載しており、後者なら既存のルーターをそのまま活かしつつFirewallaによる保護機能が付加できる。

FirewallaはIndiegogoから出資することができて、359ドル(約3万9200円)と送料20ドル(約2200円)で手に入れられる。

レッドとブルーのキャンペーンでは、それぞれ目標金額の300%を超える出資を集めたFirewallaだが、今回のゴールドではすでに目標金額の500%に近づく勢い。手に入れたい方は早めのチェックをおススメする。

Firewalla Gold/Indiegogo