米マサチューセッツ工科大学(MIT)が開発中のチーターを模したロボットがバク宙を習得したニュースは以前Techableでもお伝えした。
そのミニチーターの新たな動画が公開された。なんと、9頭が一斉にバク宙返りをしたりサッカーに興じたりするというものだ。・なめらかな動作チーターロボットはそれぞれ人間によってリモコンで操作されている。その様子はまさにラジコン戦車を扱うような感じだ。
しかし、ラジコン戦車などよりもチーターはかなり複雑な動きができる。柔軟な関節のおかげで本物のチーターさながら駆けたり、体をかがめてからジャンプしたりというのはお手の物。倒れた状態から起き上がることもでき、あらゆる動きを連続してなめらかに実行できる。・後ろ足でドリブルそして、今回公開されたビデオの中でユニークなのがサッカーのプレイだろう。四つ足の間にボールを入れて“ドリブル”する様子などが収められている。蹴り合ってパスするというところまではきていないが、それでもチーターの動作能力の高さや、今後の応用の可能性を示すものだ。
また、ビデオにはサッカーだけでなく、9頭が一斉にバク宙返りをする様子もある。やや体をかがめてから一気に後方へとジャンプしながら回転する動きを9頭が同時に、そして乱れることなくこなすのはなかなか迫力がある。動画は下記のリンクから閲覧できる。
Testing 9 New Mini Cheetahs/YouTube
(文・Mizoguchi)