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嵐・二宮和也、YouTuberデビューの可能性は? ゲーム実況者への適性や過去発言から考察

2019年11月10日 11:21  リアルサウンド

リアルサウンド

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 2020年12月31日の活動休止まで、残り1年あまりとなった嵐。10月9日に公式YouTubeチャンネルを開設し、11月3日にはSNS(Twitter、Facebook、Instagram、TikTok、Weibo)でジャニーズグループ初となる公式アカウントをスタートさせるなど、活躍の舞台をウェブに大きく広げている。


(参考:嵐・二宮和也「親友は『パズドラ』だけ」 ラジオで明かした究極のゲーム愛


 そんななか、にわかに高まっているのが「二宮和也YouTuberデビュー」への期待だ。少し前だったら考えられなかったことだが、ジャニーズ事務所がウェブへの門戸を開き、多くのコンテンツを提供するようになったいま、それは必ずしも非現実的とは言い切れない状況になってきている。


 例えば嵐の活動休止後、メンバーそれぞれが自分の道を歩むことにより多くの時間を割くようになったときに、自由な表現の場としてYouTubeでの動画活動を一部採用する、ということはあり得ないことではないだろう。そして何と言っても、二宮は、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『BAY STORM』(bayfm)をはじめ、多くの場面で「YouTuberへの憧れ」を語ってきたという事実がある。


 古くは2016年11月の放送回で「ゲームチャンネルのYouTuberになりたい」と、冗談まじりながらも語っており、また今年8月5日の放送でも「今現在、子供だったらどんな将来の夢を持つか」と聞かれて、「むずかしい。でも、YouTuberだろうね」と答える場面があった。「でもさ、YouTuberで食べていけるのは一握りでしょう?」と、ただ楽しく自由に動画制作をしているだけではない、トップYouTuberの苦労にも言及しており、「自分がYouTuberになるとしたら」という考察を経たあとのようにも思える、現実的な言葉が印象的だった。


 そして、二宮は疑いようもなく、YouTuber適性が高いと言える。もちろん、二宮が個人でYouTubeチャンネルを開設し、動画をアップし始めたら、その内容にかかわらず、マネタイズの心配など必要ないほど、多くの視聴者を集めるだろう。しかし、日本テレビ系のバラエティ番組『ニノさん』では毎回、若手ディレクターが提案するさまざまな(ときに無茶な)企画を見事に打ち返す適応力を見せており、現在まで17年以上のラジオ経験で一人しゃべりのスキルも抜群。多忙を極めるなかだが、大人数の動画専門チームを組織しなくても、カメラ一台とテーマだけあれば、「スーパースターが画面に映っているだけ」ではない、見応えのある動画を作ってしまうに違いない。


 さらに二宮は、大のゲーム好きとして知られる。「人生をかけている」というほどドハマりしているスマホゲーム『パズル&ドラゴンズ』をはじめ、様々なゲームに熱中してきた経緯があり、ゲーマーならではの人気コンテンツ「ゲーム実況」のスペシャリストになれる可能性を秘めているのだ。


 馴染みのない人も少なくないと思うが、YouTubeにおいて「ゲーム実況動画」の需要は高く、ヒカキンをはじめとするトップYouTuberにも、ゲーム専用のサブチャンネルを設けているケースが多い。二宮は9月1日放送の『ニノさん』で、編集者・箕輪厚介氏から「ゲーム実況をやるべき」とズバリ指摘され、まんざらでもないリアクションをしていた。


 多くのタレントがYouTubeに参戦し、更新頻度/本気度の低さを一因として、テレビの知名度とは裏腹に成功していないことが度々話題になっているが、昨年9月には女優の本田翼がYouTubeチャンネル「ほんだのばいく」を開設し、瞬く間に登録者数100万人を突破し、さいたまスーパーアリーナでゲーム実況イベントまで行なったことは記憶に新しい。本田のチャンネルは生放送主体で、その頻度は極めて低い。しかし、ゲームに対する本気度とトークスキルで人気を拡大し続けており、この構図は二宮にも当てはめられるはずだ。つまり、本業に障るほどの労力を割かなくても、十分に「結果」がついてくることは想像に難くない。


 ジャニーズ事務所のウェブ展開が広がっているなか、もともとYouTuber活動への関心と適性があり、ファンの需要も大きく、更新頻度が低くてもきちんと結果が残せそうだ……と、状況だけ考えると、二宮のYouTuberデビューの可能性はそれなりにあるという気がしてこないだろうか。ブランディング等の問題はありそうだが、まずは番組の企画でYouTuber風の動画を撮ってみる→その流れでチャンネルを作り、時折ゲーム実況を行なう、という流れはあり得る気がする。


 二宮が個人チャンネルを開設し、YouTuber業界/芸能界に衝撃を与える日は果たしてやってくるのか、淡く期待しつつ、まずはYouTube /SNSでの嵐の活躍を見守りたい。


(こじへい)