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メトロポリタン美術館来春の特別展のテーマは「時間」、ルイ・ヴィトンがメインスポンサーに

2019年11月08日 20:12  Fashionsnap.com

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ニューヨークのメトロポリタン美術館コスチューム・インスティチュートで2020年春に開催される特別展のテーマが、「About Time:Fashion and Duration」に決定した。会期は2020年5月7日から9月7日まで。

 エキシビションではメトロポリタン美術館が来年創立150周年を迎えることにちなみ、1870年代から現在までの1世紀半の間に制作された約160点のウィメンズアイテムが公開される。展覧会はフランスの哲学者アンリ・ベルクソン(Henri Bergson)やイギリスの女流作家ヴァージニア・ウルフ(Virginia Woolf)の時間に対する概念を検証し、異なる時代に生み出された作品の中に関連性を見出したキュレーションになるという。なお、ウルフを描いた「めぐりあう時間たち(The Hours)」の著者でピューリッツァー賞受賞作家のマイケル・カニンガム(Michael Cunningham)が展覧会のために書き下ろしたショートストーリーがカタログに収録される。展覧会は「ファッションの未来」と題されたセクションで締めくくられ、ファッションの寿命や持続可能性についても議論される予定。メインスポンサーは「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が務める。
 エキシビションのオープニングを祝う毎年恒例の「メットガラ(MET GALA)」は2020年5月4日に開催予定。共同ホストにはアナ・ウィンター(Anna Wintour)をはじめ、ルイ・ヴィトンのクリエイティブディレクターを務めるニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquière)や、リン-マニュエル・ミランダ(Lin-Manuel Miranda)、エマ・ストーン(Emma Stone)、「プラダを着た悪魔」でアナ・ウィンターを彷彿とさせる鬼編集長ミランダを演じたメリル・ストリープ(Meryl Streep)などが名を連ねる。


■About Time:Fashion and Duration会期:2020年5月7日(木)~9月7日(月)会場:The Met Fifth Avenue, Iris and B. Gerald Cantor Exhibition Hall, Floor 2
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