「キャリコネ」は10月、「電力・ガス業界の休日の満足度が高い企業ランキング」を発表した。【参照元:キャリコネ】
調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「電力・ガス」に記載がある企業のうち、2015年4月1日から2018年3月31日までの間に「キャリコネ」に20件以上の評価が寄せられた企業。企業別にキャリコネユーザーによる「休日の満足度」を5点満点で算出し、高い順にランキングにした。
1位は「大阪ガス」で、休日の満足度は4.33。2位以降、「中部電力」(4.13)、「東北電力」(3.97)、「九州電力」「J-POWER(電源開発)」(同3.91)と続く。
大阪ガス「育児休暇も最長で子どもが3歳になるまで取得可能で、子どもとの時間も作れる」
1位の大阪ガスに関して
「年間休日は120日を超えています。有休も年間15~20日ほど取得できます。独身寮や社宅も充実しており、日常生活の補助は大変充実しています。また、育児休暇制度も最長で子どもが3歳になるまで取得可能なため、子どもとの時間も作ることができます」(電気・通信設備施工管理/20代前半男性/年収250万円/2013年度)
といった口コミが寄せられている。同社は1897年(明治30年)に設立され、1905年にガス供給を開始した京阪神を中心に事業を展開する企業だ。2000年に電力小売自由化がスタートしてからは電力事業にも進出しており、完全自由化となった2016年からは一般家庭にも電力の販売を始めている。
社員のワークライフバランスに関して、最長で子どもが満3歳になるまで取得できる育児休業、小3まで利用できる短時間勤務、在宅勤務など、さまざまなサポート体制が整備されている。
さらには出産や育児によるブランクが今後のキャリアパスに影響しないよう、職場復帰プログラムも用意されている。また、女性の採用比率や管理職比率のアップにも積極的に取り組んでいる「くるみんマーク」を取得したり、「なでしこ銘柄」に選定されたりと、こうした取り組みは外部からも評価を受けている。
長時間労働削減への取り組みに関しては、ノー残業デーや退館時間のルールの設定、会議の短縮化などを行っている。2019年3月期の有価証券報告書によれば、平均年間給与は約667万円です。