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都内最大のアウトレット複合施設と公園が一体となった「南町田グランベリーパーク」誕生、エリア内部が公開

2019年11月07日 17:52  Fashionsnap.com

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「グランベリーパーク」外観 Image by: FASHIONSNAP.COM
町田市、東急、ソニー・クリエイティブプロダクツの3者による再開発エリア「南町田グランベリーパーク」が、11月13日のまちびらきに先駆けて報道関係者に公開された。「まちのぜんぶが"パーク"となる」をコンセプトに掲げ、駅、商業施設、公園がシームレスに繋がる暮らしの拠点を創出するという。
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 再開発では、田園都市線南町田駅近くの鶴間公園と2017年に閉館したグランベリーモール跡地を中心とする約22ヘクタールのエリアを官民が連携して一体的に整備が行われた。今年10月には南町田駅を「南町田グランベリーパーク駅」に改称。構内は滝のように水が流れる仕掛けや植栽などを取り入れ、自然と調和した空間にリニューアルした。また、商業施設エリアと鶴間公園の間にあった道路を無くし、遊歩道を設置することで回遊性を向上させたという。

南町田グランベリーパーク駅構内 
 駅直結・都内最大のアウトレット複合施設「グランベリーパーク」では、約100店舗を展開していたグランベリーモールの2倍以上となる全241店舗が入居。以前のオープンモール型の形態を踏襲しつつ、延床面積は3万2,000平方メートルから15万1,000平方メートルに拡張した。
 全241店舗のうちアウトレット業態は100店舗で、このほかにカヤック試乗用の人工池やクライミング体験ができるクライミングピナクルを常設した「モンベル(mont-bell)」、レストラン併設型の「スノーピーク(Snow Peak)」、チキンの調理ができる子ども向けプログラムを用意した「KFC Restaurant」などが出店。グランベリーモール時代はアパレルを中心に食品や生活雑貨などのテナントが並んでいたが、新施設では食、遊び、ライフスタイルにフォーカスした体験型コンテンツを充実させたという。また、食のコンテンツを集積したフロア「ギャザリングマーケット」を新たに設置し、イートインスペースを備えたフロア内では公園や広場で食事が楽しめるようテイクアウトメニューを豊富に取り揃える。


「モンベル」カヤック試乗の様子
 商業施設と公園の中間に位置する「パークライフ・サイト」には12月14日に「スヌーピーミュージアム」が開館。建物に隣接する「ピ-ナッツ カフェ」(11月13日オープン)では、ピクニックボックスやピッツァ、パンケーキなどのオリジナルメニューの提供を予定している。グランベリーパークの敷地内にはこのほか、炎を用いた演出を採用した「シアタープラザ」や、鶴間公園を一望できる芝生の丘を整備した「パークプラザ」、観客席として使える大階段を備えた「オアシスプラザ」など賑わいを創出する7つの屋外広場を設けた。

「スヌーピーミュージアム」外観 
 商業施設における年間の目標売上高は非公表としているが、商業施設と公園を合わせた年間の来客者数はグランベリーモールの年間来館者数700万人の2倍となる約1,400万人を見込むという。11月7日の今日行われた記者会見に登壇した東急モールズデベロップメント グランベリーパーク総支配人の青木太郎氏は「今回のまちびらきで終わりにするのではなく、引き続き第2期の開発などを仕掛けていきたい」と南町田エリアにおける今後の展開について話した。
■グランベリーパーク住所:東京都町田市鶴間三丁目4-1店舗数:241店舗公式サイト