長女は周囲から"しっかり者"とポジティブな認識をされているが、気苦労が多いポジションでもあるようだ。ガールズちゃんねるに11月5日に「長女あるある」というトピックが立った。
「全然しっかりしてないのに小さい頃から洗脳されて『しっかりしなきゃいけない!』って気持ちが強すぎて空回りする」
親から毎日、「お姉ちゃんなんだからしっかりしなさい」という視線を向けられるため、本当の自分を見失いやすくなるようだ。遅刻したり忘れ物をしたりなどうっかりミスを犯した時、長女というだけで必要以上に怒られるという経験はあるあるエピソードなのかもしれない。(文:石川祐介)
一番上だと甘えることができない?
「姉の方が綺麗で高学歴なのに、『こうじゃなくちゃ』の気持ちが強くてなかなか殻を破れないでいるみたい。妹の私は好きにやってます」
「下に妹や弟がいたら我慢するのが当たり前 お姉ちゃんでしょうって」
実際、"長女"という呪縛に苦しんでいる人は少なくない。「末っ子は自由に生きて良いけど、長女長男は社会のレールから逸れずに生きてほしい」という親のニーズをよく耳にするが、このプレッシャーから自分のやりたいことを抑圧しているケースは珍しくなさそうだ。
「甘えるという概念がわからない」
「何かを決めるときあまり人に相談しない(出来ない)」
周囲の人に頼ることができず、問題を一人で抱え込む傾向もある。幼少期から親になにか相談しても「お姉ちゃんなんだから」の一言で片付けられ、まともに取り合ってもらえなかった経験が「自分でなんとかしなくてはいけない」という思いを強めてしまうのだろう。
また、長女を非常に近しい存在と捉える母親もいるようで、家事を過剰に手伝わされたり父親やママ友の悪口を聞かせたりすることもあるようだ。最も甘えられる対象である親からこのような接し方をされたら、甘え方がわからなくなる人もいそうではある。
祖父母から愛情をもらえるメリットも
長女のネガティブあるあるが散見されたが、ポジティブな声も見られた。
「妹に『お姉ちゃんは小さいころの写真がいっぱいあってうらやましい』って不満を言われる」
初めての子供ということで写真を頻繁に撮ってもらえた人もいた。さらに、「初孫だから爺ちゃん婆ちゃんに一番可愛がられる」という声も。親から"しっかり者"と扱いされ、十分に甘えることができなくても祖父母から愛情をもらえる。
「分からないことあってもとりあえず自分で何とかしようとしてみる」
他人に頼れないのはメンタルを追い込むリスクがあるが、裏を返せば自立した人間になりやすいと言える。大人になってから自律心を育むことは難しいが、この気持ちを幼少期で獲得できるのは大きな糧になるだろう。
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