2019年11月07日 16:41 弁護士ドットコム
法務省は11月6日、法科大学院を修了しなくても司法試験の受験資格が得られる「予備試験」の今年の合格者が476人だったと発表した。昨年より43人増加し、過去最高となった。
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受験者数は1万1780人(途中欠席98人)で、5月に行われた短答式試験を2696人が合格。7月に行われた論文式試験では494人が合格していた。合格者の最低年齢は19歳で、最高年齢は63歳。合格者の平均年齢は26.03歳だった。
職種別にみると、大学生が250人、法科大学院生が115人、無職40人、会社員33人、公務員19人の順に多かった。男女別では、男性391人、女性85人。
司法試験は、短答と論文の試験が4日間の日程で一気に行われる一発勝負だが、予備試験は3次試験(短答、論文、口述)まである長丁場の試験だ。金銭上の理由などで法科大学院に進学することが困難な人たちのための救済策として2011年から始まり、今年で9回目。合格者は2020年以降、5年以内で5回まで司法試験を受験することができる。