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楽器店員が好きな作曲家4位「バッハ」――「好きなギタリストがバッハの影響を受けているから」

2019年11月05日 19:50  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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島村楽器は11月2日、クラシック作曲家に関する調査結果を発表した。調査は8月にネット上で実施し、同社に務める20~50代の従業員440人から回答を得た。

CDや音楽配信などで月に1回以上クラシックを聴く「クラシックユーザー(クラ)」と、それ以外の「ノンクラシックユーザー(ノンクラ)」にクラシックの魅力を聞いたところ、クラのトップ3は「同じ曲でも指揮者・演奏家によって、解釈が異なり全然違う」、「壮大である(スケールが大きい)」、「奥が深い」といった要素が並んだ。

一方、ノンクラでは「壮大である」が最多。2位以降には「奥が深い」「同じ曲でも指揮者・演奏家によって、解釈が異なり全然違う」などが続いた。

好きな作曲家2位はベートーヴェン 人物面としての魅力も好評価


好きな作曲家ランキングで、最多の回答を集めたのは「ショパン」(16.7%)だった。理由としては「曲が綺麗」「メロディアスで印象に残りやすい」といった回答が寄せられ、曲の美しさを評価している人が多かった。一方、2位の「ベートーヴェン」(12.6%)を選んだ人からは

「人間的な魅力があり、それが曲に表れている」
「自由と博愛の精神を音楽に注ぎ込んでいたから」

と曲そのものだけでなく、人物面の魅力を挙げた声も目立った。

3位以降には「ドビュッシー」(8.6%)、「バッハ」(8.3%)、「モーツァルト」(6.9%)、「リスト」(6.9%)、「ラフマニノフ」(5.2%)、「ラヴェル」(4.9%)、「チャイコフスキー」(3.7%)、「ブラームス」(3.2%)といった名だたる作曲家がそろった。

ドビュッシーは女性店員に人気

好きな作曲家ランキングを男女別でみると、1位「ショパン」(男性:15%、女性:18.1%)と2位「へートーヴェン」(男性:14.4%、女性:11.2%)には変化がなかったものの、男性3位には「バッハ」(13.1%)が入った。男性からの声では

「好きなギタリストがバッハの影響を受けているから」
「ポピュラー音楽の基礎だと思っている」

といった声が上がり、イギリスの代表的なハードロックバンド「ディープパープル」がバッハのコード進行を引用していることなどから、影響の大きさをうかがわせた。

一方、女性の3位は「ドビュッシー」(10.6%)。主な評価には「和音の響きやメロディの美しさが好き」「絵画的なところがある」など、和音の美しさやロマンチックな曲調に惹かれている人が多かった。