転職をしなくても年収は上げられる。とはいえ、何も行動を起こさなければ、年収を上げることはできない。どうすれば年収は上げられるのだろうか。キャリコネニュース読者から寄せられた年収を上げた方法を紹介する。
「事務処理を効率化するために全面を見直したり、改善したりして、新規の仕事の受け入れに成功した」(50代女性、管理・事務職)
「個人の業務成績を上位で保つことで少しずつ上がった。昇進審査を受けて職位を変えることで大幅に上げた」(20代女性、IT系技術職)
「他にも資格を取得してさらに手当てを増やし、60歳以降の再雇用を目指しています」
元々、電気の専門職だった40代男性は、半年かけてリレーシーケンスを勉強し、仕事の幅を増やした。電気の基本は理解していたので、「応用の知識や技術を習得することは簡単だった」という。
その成果は、1部上場の大手会社と仕事をした際、男性の提案が認められたことで、発揮できたそうだ。
資格取得により年収を上げた人もいる。50代男性は、1つの資格取得につき合格祝い金と資格手当が支給される会社で勉強に励んだ。元々、建築士などの資格手当も支給されていたが、さらに。
「複数ある施工管理技士資格のうち2つを、それぞれ1年間毎日30分の勉強で取得しました。2つ分の支給手当で年間7万円ほど増えました」
という。男性は、「他にも資格を取得してさらに手当てを増やすことと、会社に必要な人材と認めてもらって60歳以降の再雇用を目指しています」と意気込んでいる。
福利厚生を活用して実質の年収をアップする人も
管理・事務職の30代女性は、「会社を辞めなかったこと」が年収アップにつながったと語っている。海外拠点の管理者として入社したものの、当時はその部署もまだ立ち上がったばかりだった。
「私は深夜残業の毎日でしたが、稼働も安定しないため、ほかの従業員には残業はさせていませんでした。それなのに、せっかく集めた社員はすぐにどんどん辞めていきましたが、私は辞めずにしがみついて今年で5年目です」
そうした苦労の末、今では安定したビジネスモデルを構築することができた。現在、本社から評価され、年収は入社時の1.5倍に。女性は「当時辞めていった人たちは、今もあまり変わらないお給料でよその会社で働いているようです」と綴っている。
福利厚生を利用し、実質の年収を上げた人もいる。IT系技術職の30代男性は、独身のときに一人暮らしをはじめ、家賃手当が支給されることとなった。結婚した今も引き続き支給されているという。残業時間を増やし、昇給をし、当初は450万円だった年収が550万円になったという。
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