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桜庭ななみ、住田萌乃が登場! 『スカーレット』姉妹たちが成長して再会を果たす

2019年11月04日 12:11  リアルサウンド

リアルサウンド

『スカーレット』(写真提供=NHK)

 NHKの連続テレビ小説『スカーレット』が6週目を迎えた。喜美子(戸田恵梨香)が大阪にいる間に、信楽で何かが起きたのだと思わせる初日となった。


 信楽に戻った喜美子はまず信作(林遣都)と出会う。女学生たちを前に「用が済んだら失せな」と冷たい態度をとる信作。そんなそっけない信作の態度に女学生は大盛り上がり。もちろんこの態度は、信作がかっこつけて演出しているだけなのだが、喜美子は信作の変貌に唖然としていた。だが信作とのテンポのいいやりとりの中で、伊賀に住む婆ちゃんが亡くなったことを知る。この話題をきっかけに、信楽の変化が窺える。


【写真】戸田恵梨香インタビューカット


 喜美子は妹の直子(桜庭ななみ)と再会する。直子は明るい表情で「おかえり」と声をかけるが、その強気な言動からはわがままで自由奔放な性格が感じられる。常治との間に何があったのかはまだ明かされていないが、直子は常治に反抗的な態度をとる。常治に諭されても座らず、断固として顔を合わせようとしない直子。直子の常治に対する不満は根深そうだ。


 マツ(富田靖子)と百合子(住田萌乃)は喜美子の帰郷を喜ぶが、常治から突然信楽で働くよう命じられた喜美子は納得いかない。喜美子は大阪に戻る意志をマツに伝えた。だが、仕送りのお金の行方を濁すマツを見て、川原家の家計の苦しさを察した喜美子は複雑な想いを抱いたようだ。


 明るくて活発な川原三姉妹の姿を見ることができたが、川原家の状況は決して芳しくない。喜美子を気遣うマツと、酒を飲み、床で眠りこける常治の顔が映し出されると、どことなく不穏な空気が漂った。第6週のタイトルは「自分で決めた道」。信楽に戻った喜美子は、どのような決断をくだすことになるのだろうか。


(片山香帆)