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ザック・ポーゼンが自身のブランドを終了、資金繰りのめど立たず

2019年11月03日 13:12  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

インスタグラムより
デザイナーのザック・ポーゼン(Zac Posen)が、自身の名を冠したブランドおよびディフュージョンラインを全てを終了することを発表した。

 同氏は2001年にブランドを立ち上げて以降、これまでに多くのモデルや女優、大統領夫人らの衣装を手掛け、レッドカーペットの常連として支持を得てきた。ブランドは長年にわたり投資会社であるYucaipa Cos.から出資を受けていたが、今春には同社がブランドの売却先を探していると一部メディアにより報じられていた。新たな出資元を模索したが見つからず、ブランド終了という苦渋の決断を下したという。自身のインスタグラムにはチームに向けて「揺るぎないサポートと多大なる貢献に感謝してもしきれない」と、労いの言葉を投稿している。
 ポーゼンは自身のブランド以外に「ブルックス ブラザーズ(Brooks Brothers)」のクリエイティブディレクターとして2014年からウィメンズウェアを担当しているほか、デルタ航空の制服をはじめとする企業ユニフォームのデザインなどを手掛けている。また、ファッションのリアリティ番組「プロジェクト・ランウェイ」の審査員を6年間務めたほか、最近では来日時にTV番組「林先生の初耳学」内の企画「パリコレ学」の特別講師として出演した。