お笑い芸人のサンシャイン池崎さんが10月25日、自身のYouTubeチャンネルに保護猫活動のボランティアを行う動画を投稿した。動画は11月1日現在、14万回再生され、注目を集めている。
池崎さんが飼っている2匹の猫は、保護猫活動を行うNPO法人「猫の森」から譲り受けた。以降、月1~2回、同団体でボランティア活動を行うようになったという。保護している猫の中には多頭飼育崩壊から救出した猫もいる。池崎さんは、団体の活動について、
「40~50匹保護して、病気の子は薬飲ませてきれいにして、人間に慣れさせて、譲渡していく」
と話す。
「俺は月2回くらいしかこれないけさ、来たときに変わってる。顔とか慣れ方とか」
同団体は千葉県を中心に、飼い主のいない猫の救助や保護、里親探しを行っている。アパートの一室には多くのケージが設置されており、有志のボランティアスタッフが交代で世話をして譲渡を目指している。
今回の動画で、池崎さんはトイレの掃除、水交換などを行った。その後は猫を遊ばせ、ケージに戻す。普段は大声で叫ぶ芸風ではあるが、この日は「びびっちゃうから」と声のボリュームを落としていた。
気性が荒く、猫の森のボス級猫「猫の森の三鬼竜」の水換えを行いながら、池崎さんは、「毛並みもね、会うたびにどんどんよくなっていくんだよね」と嬉しそうに話す。
猫の足にふれると、猫パンチが飛んでくるものの「(以前は)穏やかなパンチじゃなかった」「全然慣れてきてる」と変化を感じたようだ。人間に慣れていない元野良猫は、世話を通して人間に慣らしていく。
「俺は月2回くらいしかこれないけどさ、来たときに変わってんのよ。顔とか(人への)慣れ方とか。それもすごい楽しいし、譲渡会とか行けたら感動するしね」
ボランティアを始めた後に、譲渡会にも参加したという。その時の様子について、「ここでお世話してた子が譲渡されるところをこの前見たから、すごい嬉しかった。きなこってゴリラみたいな顔してた子がすごい気に入ってもらえていったから」と話した。
保護猫のご飯代や設備費、家賃などは寄付やクラウドファンディングが中心
池崎さんは子供のころから野良猫と触れ合っていたという。ペットショップで猫を買う選択肢については、「俺はあんまりなかったね。(略)ペットショップの子も可愛いんだけどね」という。また実家は古く、夜中に猫が降るという雨漏りならぬ「猫漏り」が起こっていたと明かした。
保護猫のご飯代や設備費、家賃などは寄付やクラウドファンディングで賄っている。猫エイズにかかった猫もおり、医療費も安くはない。池崎さんはYouTubeの利益をすべて保護猫活動団体に寄付するとのことだ。
コメント欄には「月2回しかって言ってるけどそんなことないです とても尊敬してます」など賞賛する声が多く寄せられた。通常広告がついた動画は歓迎されないが、「付けれるだけの広告付けちゃって構いませんよ!」といった声もあがっている。
同チャンネルでは、今後も保護猫活動の現場の様子やボランティアを配信する予定だ。