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嵐 大野智、“グループ低迷期”の心境を語る 「5人の気持ちが一緒になったから、頑張れるなって」

2019年11月01日 12:31  リアルサウンド

リアルサウンド

リアルサウンド編集部

 有吉弘行と櫻井翔がMCを務める『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)。10月31日放送回では、4週連続で豪華ゲストが登場する「夜会フェス」の第4弾、ファイナルを飾るゲストとして嵐・大野智、二宮和也が出演、そして嵐の密告ゲストとして屋良朝幸が登場した。


(参考:嵐 大野智×二宮和也、“大宮コンビ”の共通点 苦悩の時期乗り越えた熱いエピソードも


 嵐と屋良は、バラエティ番組での共演は20年振りとなる。今回の放送では、「祝・嵐20周年!大野・二宮・櫻井の初解禁年表」と題し、3人のデビュー前から現在までの約20年間に起きた事件を初出し情報としてオンエアされた。


 まずは、デビュー前に苦悩したエピソードが公開。大野は、「A・RA・SHI」の初レコーディングに呼び出された際、歌詞カードを渡され、自身のパートを見るや否や「俺辞めたいんだけど……」とジャニー喜多川に直訴。踊りが好きだった大野は、自分の中で極めたと感じたため、辞めることを決めていたようだ。櫻井は「覚えてるのは、恵比寿の飲み屋が入っているビルを見て”俺ホストになろうと思ってさ……”って」と大野が言っていたことを振り返ると、大野は事務所にその旨を伝えた時に「それはやめてくれ」と言われたと話し、スタジオの笑いを誘った。


 また、屋良も、大野が辞めたいと思っていたことは知っていたと明かす。だが、ジャニー喜多川は大野のダンスをとても認めており、屋良が初めてリハスタジオに入った際は「お前はダンスに行くんだから大野の踊りを見ろ」と言われたほど才能があり上手かったと語った。


 二宮は、ドラマ『天城越え』に初めて役者として出演した際に壁にぶつかった当時を振り返る。足が痛くて帰ろうか、それとも山を越えようかと悩むシーンの1カットがうまくできず、撮影に2日もかかってしまい、監督に怒られ、それがジャニー喜多川にも伝わってしまいさらに怒られたという。それだけでなく、「日刊スポーツ映画大賞」の新人賞は、毎年ジャニーズ事務所から選ばれていたのだが二宮だけ選ばれず、ジャニー喜多川に「なんでそんな人気ないの?」と怒られたことを明かした。


 とにかく怒られ続けており、ジャニー喜多川に嫌われていると思っていた二宮。だがそれはジャニー喜多川の思惑通りだったとのこと。『天城越え』の演出を担当した大岡進は、二宮は芝居経験が無いため、もし途中で芝居が下手でダメになってもちゃんと最後までやって帰してくれとジャニー喜多川に頼まれており、「あえて厳しくやらせてもらいました」とコメント。


 そしてTBSドラマ班の貴島誠一郎も、大学生役のオーディションなのに、ジャニー喜多川が、なぜか20人近い小・中学生のジャニーズJr.を連れてきた時を振り、実は不合格を経験させるための行動だったことを明かす。オーディション後、ジャニー喜多川が「誰がよかった?」と聞いて来たので答えると「わかってないな、将来伸びるのはこの2人だよ」と教えてくれたのが、滝沢秀明と二宮だったと語った。


 また、番組中盤では、嵐結成5年を前にレギュラー番組が続々と終了となり、CDをリリースしても1位を獲得できないなど、“低迷期”に突入し、毎日今後について話し合っていたことを明かす。二宮は、後輩も出て来て先輩も脂が乗って進んで行く中で当時の嵐の状況を「ポツンとしてる感じだった」と表現。大野も嵐としての認知がなかったと同意した。


 辞めたいと思わなかったのか、と尋ねられると大野は「その時は思ってないんですよね、5人の気持ちが一緒になったんで、これなら頑張れるなって感じで進んでた」と当時の心境を語った。そしてその苦悩を胸に突き進んだ先に、ドラマ『花より男子』で一気に開花。主演を松本潤、主題歌を嵐が担当し、一気にブレイクするきっかけとなったと明かした。


 次回放送は11月7日、ゲストに中川大志、松下由樹、滝沢カレンを迎える。(向原康太)