トップへ

20代の8割「現在の世の中は生きづらい」 "人生100年時代"は「望んでいない」人が多数

2019年10月31日 14:00  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

ビッグローブは10月30日、「お金に関する意識」に関する調査結果を発表した。調査は9月にネット上で実施し、スマホを所有する全国の20代~60代の男女1000人から回答を得た。

「お金以上に価値を置いているものはある」と回答した人は56.9%。男女別では、女性(62.8%)が男性(51%)を上回る結果となった。

人生100年時代を望まない理由は「自分に介護が必要になる」「お金が足りなくなる」

性年代別で比較すると、男性は「お金以上に価値を置いているものはない」と答えたのは男性20代(52%)と男性30代(64%)のみで、30代以下の男性はお金に最も価値を置いているが半数以上にのぼることがわかった。

一方、女性は「お金以上に価値を置いているものはある」と答えたのは、30代・50代(同64%)、60代(73%)で多く見られた。特に50代以上の女性は、「お金以上に価値を置いているものはある」という考えを持つ人が6割を超えるようだ。

"人生100年時代"と言われるが、それについては「あまりうれしくない」(42.2%)、「うれしくない」(31.3%)が計73.5%となった。7割以上の人が人生100年時代を望んでいないことが明らかになった。

望んでいないと回答した人に理由を聞くと、1位は「自分に介護が必要になるから」(57.7%)。上位3つには「お金が足りなくなるから」(55.8%)、「家族や親族に介護が必要になるから」(40.4%)が入る。

4位以降には、「未来が楽しそうではないから」(29.9%)、「生きるために長期間働きたくないから」(29.3%)、「孤独になりそうだから」(27.2%)、「時間を有効活用できなさそうだから」(8.6%)と続く。

特に20代では「未来が楽しそうではないから」(40.9%)、「生きるために長期間働きたくないから」(40.1%)の項目が高かった。

最も生きづらさを感じないのは60代、それでも6割が「生きづらい」

現在の世の中については、「あまり生きやすくない」(44.9%)、「生きやすくない」(27.1%)が計72%となり、生きづらさを感じている人が多いことがわかった。

年代別に見ると20代は79%が「生きやすくない」と感じている。最も「生きやすくない」と回答した人の割合が低いのは60代だが、それでも62%にのぼった。