映画『東京パラリンピック 愛と栄光の祭典』の公開日が2020年1月17日に決定。発表とあわせて予告編とキービジュアルが公開された。
『第32回東京国際映画祭』特別上映作品に選出された同作は、「パラリンピック」という名称が初めて用いられた1964年の『東京パラリンピック』から、車椅子で生活する競技者を対象にした「国際ストーク・マンデビル大会」形式で開催された第1部の模様を捉えたモノクロのドキュメンタリー。大会にあわせて急遽集められた参加者たちが、海外選手たちとの交流を通じて競技経験や社会保障制度の違いを見せつけられながらも、スポーツによって希望を取り戻し、社会から注目されていく様を映す。1965年の公開以降ほとんど人の目に触れることがなかったが、初のデジタル化を経て、約55年ぶりに上映されるという。
予告編では『東京オリンピック』のパネルが外されるシーンをはじめ、参加者たちが車椅子に乗って行進する様、「外国選手の方はとても明るくて……」という言葉、競技者が車椅子のまま転ぶ姿、「僕がパラリンピックに行けるようになったのは……僕の多くの友達のおかげだと思っています」という声、フェンシングや卓球の試合のシーン、国内外の参加者たちが手を繋ぐ場面などが確認できる。
またキービジュアルには参加者たちの競技中の姿などが写し出されているほか、「2020年への道を、拓いた人たちがいた――」というコピーが使用されている。