細野晴臣のドキュメンタリー映画『NO SMOKING』に寄せられた著名人のコメントが発表された。
11月1日から公開される同作は、細野晴臣のデビュー50周年記念映画。幼少期の細野と音楽の出会いや、はっぴいえんどの結成秘話、YMOのブレイク、作曲家としてのキャリア、劇伴作家としての側面などを、記録映像と細野のインタビューと共に辿る。監督を佐渡岳利、ナレーターを星野源が務めた。
コメントを寄せたのは、糸井重里、谷川俊太郎、金平茂紀、星野源、山内マリコ、矢野顕子、野宮真貴、三島有紀子、塙宣之(ナイツ)、ピーター・バラカン。
糸井重里は「『なにがしたくて生きてるの?』とか訊かれたとき、『音楽かな』と、曖昧にきっぱり答えられるのは、細野晴臣さんをおいて他にはいないでしょう」、谷川俊太郎は「タバコのように音楽を『くゆらす』細野さんの、人と音楽の不思議な魅力!」、金平茂紀は「細野さんはどこか『含羞』を漂わせている。そんな人、日本には他にいないよね」と語っている。
星野源は「偉大だけどチャーミングで、信じられないくらいアーティスティックな人なんだと触れていただける映画です」、山内マリコは「あの心地いい声と飄々とした態度で、私たちはどこまでも煙に巻かれるのです」、矢野顕子は「五十年やって来て、今ここで自分の作りたい音で自分もみんなも楽しめる、そんな細野さんが素晴らしいです」、野宮真貴は「細野さんの声と音楽とタバコの煙がゆらゆらと『自由に生きた方が楽しいよ』って教えてくれるんです」とコメント。
三島有紀子は「細野さんの存在と行動は、“例えそれが少数派であったとしても、自由を楽しんでいる人”をきちんと肯定してくれるのです」、塙宣之は「細野さんは青春時代に僕を育ててくれたお父さんです」、ピーター・バラカンは「幼少期やエイプリル・フールの頃は面白かったし、去年のアメリカとイギリスの公演で彼が若い世代に慕われている様子にはちょっと感激しました」と述べている。
なお『NO SMOKING』は『第32回東京国際映画祭』特別招待作品に選出された。10月28日には同イベントのレッドカーペットに、細野晴臣、佐渡岳利監督、劇中に登場する水原希子、水原佑果らが参加。レッドカーペットを歩く細野、水原姉妹らの姿などを収めた写真も公開された。
■糸井重里のコメント
音楽人生かな。
「なにがしたくて生きてるの?」とか訊かれたとき、「音楽かな」と、曖昧にきっぱり答えられるのは、細野晴臣さんをおいて他にはいないでしょう。
「音楽です!」よりも、何倍もうらやましいです。
■谷川俊太郎のコメント
タバコのように音楽を「くゆらす」細野さんの、人と音楽の不思議な魅力!
■金平茂紀のコメント
音楽が「自由」と一緒にダンスしていた時代。自由、自由、自由。しかも細野さんはどこか「含羞」を漂わせている。そんな人、日本には他にいないよね。
■星野源のコメント
偉大だけどチャーミングで、信じられないくらいアーティスティックな人なんだと触れていただける映画です。
■山内マリコのコメント
変貌と進化を繰り返す才能。気負いなく時代の流れに乗り、だけど巧妙に時代のど真ん中は避け、そのせいか、存在には常に新しさがある。
あの心地いい声と飄々とした態度で、私たちはどこまでも煙に巻かれるのです。
■矢野顕子のコメント
五十年やって来て、今ここで自分の作りたい音で自分もみんなも楽しめる、そんな細野さんが素晴らしいです。ニューヨークで一緒に歌えたことは、私の宝物になりました。
■野宮真貴のコメント
細野さんの声と音楽とタバコの煙がゆらゆらと「自由に生きた方が楽しいよ」って教えてくれるんです。
愛煙家も嫌煙家も観たほうがいいです。
■三島有紀子のコメント
音楽も映画も一瞬の夢。
細野さんと佐渡監督が見せてくれる心地よい音と映像の夢が、いつまでも消えないでと思いました。
細野さんの存在と行動は、“例えそれが少数派であったとしても、自由を楽しんでいる人”をきちんと肯定してくれるのです。
■塙宣之(ナイツ)のコメント
細野さんは青春時代に僕を育ててくれたお父さんです。
最後に帰る場所は「HOSONO HOUSE」という実家です。
■ピーター・バラカンのコメント
50年にも及ぶ細野さんのキャリアをさすがにぼくも全部は把握していません。幼少期やエイプリル・フールの頃は面白かったし、去年のアメリカとイギリスの公演で彼が若い世代に慕われている様子にはちょっと感激しました。