舞台『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』が、2020年7月に東京・渋谷のBunkamura シアターコクーンで上演される。
1968年にオフ・ブロードウェイで初演され、日本では『真夜中のパーティー』のタイトルで知られる同作は、ゲイであることを自覚する男性たちによる誕生日パーティーでの1夜を描いた会話劇。初演から50年を経た昨年には、オン・ブロードウエイで、全員がLGBTであることを公言しているキャストにより上演され、今年の『第73回トニー賞』演劇リバイバル作品賞に輝いた。原作はマート・クロウリー。
主人公のマイケル役に安田顕(TEAM NACS)がキャスティング。新訳、白井晃による新演出で上演される。
白井は「米国に比べてまだまだ日本においてはこの問題は根が深く、あらゆるマイノリティと社会との関係を考える意味でも、今まさに必要な作品だと思います。出演者のみなさんと様々な議論をして、この作品を日本で再上演する意味を考えながら創作したいと思います」とコメント。
また安田は「いい意味で難しく、やりがいのある作品に挑戦できること。初めての白井さん演出。初めてご一緒するキャスト。再び共演するキャスト。そしてシアターコクーンの舞台で主演を演じさせていただくことなど、すべてに感謝申し上げます」と述べている。東京公演終了後には、宮城、北海道、大阪を巡回予定。
■白井晃のコメント
1968年に初演されセンセーショナルを巻き起こした『The Boys in the Band』をこれ以上無いキャストのみなさんと日本でリクリエーション出来ることを大変光栄に思っています。トニー賞でリバイバル作品賞を受賞したばかりの作品ですが、初演から50年が経って社会が性的マイノリティに対して、どれだけ変化したかを考える意味でも重要な作品になると思います。米国に比べてまだまだ日本においてはこの問題は根が深く、あらゆるマイノリティと社会との関係を考える意味でも、今まさに必要な作品だと思います。出演者のみなさんと様々な議論をして、この作品を日本で再上演する意味を考えながら創作したいと思います。
■安田顕のコメント
いい意味で難しく、やりがいのある作品に挑戦できること。
初めての白井さん演出。初めてご一緒するキャスト。再び共演するキャスト。
そしてシアターコクーンの舞台で主演を演じさせていただくことなど、すべてに感謝申し上げます。
良い本番を迎えられるよう、新鮮に稽古に取り組みます。
是非ご覧ください。