マイボイスコムは10月30日、「魚介類・魚料理」に関する調査結果を発表した。調査は10月上旬にネット上で実施し、10~70代の男女1万332人から回答を得た。
「魚介類の料理が好き」と答えた人は、回答者の半数に迫る47.1%で、「どちらかといえば好き」(30%)を合わせると約8割にのぼる。性年代別にみると、30代の男性では割合がやや低かったものの、逆に60・70代では高く、高齢者に好かれる傾向があった。
「干物」を食べる人は減少傾向 女性は缶詰・煮干・かつお節人気
「よく食べる加工品」を聞くと、5~6割が「缶詰(シーチキン、さば缶など)」「かまぼこ類」「干物(アジの開きなど)」「かつお節」と回答。過去の調査と比較すると、「干物」を食べる人は減少傾向にあった。
分類別では、女性には「缶詰」「煮干品(しらす干しなど)」「かつお節」の人気がやや高く、北海道や東北地方では「塩蔵品(塩ザケ、イクラなど)」「塩辛類」の比率が高い傾向にあった。
好きな魚介類は、「サケ」(69.5%)と「サバ」(61.3%)に回答が集中した。購入時の注意点は、「価格」「鮮度」のほか「魚の種類」「産地」と答えた人も多かった。
魚に対するネガティブな印象「調理が面倒」「価格が高い」
好きな魚料理には、8割が「刺身」(80.7%)や「寿司」(80.4%)と回答した。ほかには「塩焼き」(61.6%)、「天ぷら」(54.8%)、「フライ、唐揚げ」(52.5)といった料理が人気のようだ。
また、魚介類のイメージについては、「健康によい」(68.3%)、「おいしい」(67.5%)といった印象を持っている人が目立った。一方、女性を中心に「調理が面倒」(22.3%)、「価格が高い」(22.2%)とネガティブな印象を感じている人も多い。
魚介類に不満点を持っている回答者からは
「小骨を取るのが面倒くさいと思う」(40歳・男性)
「健康にいいことは分かっているので積極的に摂りたいとは思うものの、どうしても価格的に割安で調理しやすい精肉を買ってしまう。もう少し安くならないものか」(32歳・女性)
「匂いが手につきやすくてなかなか取れない」(52歳・女性)
などの声が寄せられた。