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オリヴィエ・アサイヤス監督作『冬時間のパリ』予告編 パリの出版業界が舞台のラブストーリー

2019年10月30日 12:31  リアルサウンド

リアルサウンド

『冬時間のパリ』(c)CG CINEMA/ARTE FRANCE CINEMA/VORTEX SUTRA/PLAYTIME

 12月20日公開の映画『冬時間のパリ』より、予告編と場面写真が公開された。


参考:動画はこちらから


 ジュリエット・ビノシュ、ギョーム・カネ、ヴァンサン・マケーニュなどフランスを代表する俳優が出演する、オリヴィエ・アサイヤス監督最新作となる本作は、エリック・ロメールの『木と市長と文化会館』に着想を得たラブストーリー。魅力的な冬のパリを背景に、迷える男女の愛の行方とパリの出版業界を共鳴させつつ、洗練された会話とユーモアで活写していく。


 敏腕編集者のアランは、電子書籍ブームが押し寄せる中、なんとか時代に順応しようと努力していた。そんな中、作家で友人のレオナールから、不倫をテーマにした新作の相談を受ける。内心、彼の作風を古臭いと感じているアランだが、女優の妻・セレナの意見は正反対だった。そもそも最近、二人の仲は上手くいっていない。アランは年下のアシスタントと不倫中で、セレナの方もレオナールと秘密の関係を結んでいる。時の流れと共に、変わりゆくもの、変わらないものとは? もつれてこんがらがった二組の夫婦は、それぞれの幸せを模索していく。


『冬時間のパリ』予告編
 公開された予告編は「実は俺浮気してるんだ」というセリフから始まり、不倫相手との情事を小説にしている作家のレオナールが、その本の出版をしてきた友人のアランの妻セレナ、アランも年下のデジタル担当と不倫に耽ける様子が映し出されている。


 アサイヤス監督は本作について、「互いの関係に新たな意義を見出し、受け入れ合う夫婦を語りたいと思った」と語っている。なお、アサイヤス監督の来日が12月上旬に決定。来日の詳細は追って発表される予定だ。 (文=リアルサウンド編集部)