トップへ

Vertical Aerospaceの最新デモ機のペイロードは250キロ! 飛行ビデオを公開

2019年10月30日 06:01  Techable

Techable

写真
空飛ぶタクシー事業の展開を目指す英国の航空スタートアップVertical Aerospaceはこのほど、最新の電動離着陸機(eVTOL)デモ機の飛行様子を収めたビデオを公開した。

2018年の初テストで使用されたデモ機とはデザインが大きく変わり、そしてペイロードが250キロとなっている。
・3人乗りSeraphと名付けられたデモ機は、他メーカーのもの比べると“ぽっちゃり”としたデザイン。人が乗り込む部分は十分なスペースを確保し、キャビン部分の上部にバッテリーやエレクトロニクスがくる。

そこから6本のアームが伸び、計12個のローターを搭載する。ペイロードは250キロで、3人乗り込むことができる。
・水陸どちらにも着地ペイロード250キロというのはeVTOLにしてはかなり大きく、そして時速80キロで飛行する。スピードはさほど速くないが渋滞とは無縁なので、スムーズなオンデマンド移動となることが見込まれる。また、水陸どちらにも着地できるのも売りだ。

同社は英国の航空当局からプロトライプのフライト許可を得た初の英国企業で、商業展開に向けEAS(欧州航空安全機関)などグローバルの航空機関とも協力している。

すでに時期モデルに関する認証プロセス取得に着手していて、実際に客を乗せる機体を来年公開する予定だ。

Vertical Aerospace

(文・Mizoguchi)