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大沢たかお×入江悠監督『AI崩壊』予告編&ポスター公開 主題歌にはAIの書き下ろし楽曲が

2019年10月28日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『AI崩壊』(c)2019映画「AI崩壊」製作委員会

 2020年1月31日に公開される映画『AI崩壊』より、予告編とポスタービジュアルが公開された。


参考:動画はこちらから


 大沢たかおが主演を務める本作は、『22年目の告白-私が殺人犯です-』の入江悠が監督・脚本を務め、完全オリジナル作品として挑むサスペンス。AIが人間の生活に欠かせない存在となった10年後の日本を舞台に、AIが突如として暴走し、日本中がパニックに陥る。年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴など、国民の個人データを完全に掌握したAIが人間の生きる価値を選別し、殺戮を始めるという驚愕の展開が待ち受ける。


 公開されたポスターでは、主演の大沢のほか、共演する松嶋菜々子、賀来賢人、広瀬アリスらの緊張感溢れる表情と、AIによって危機を迎える都市の風景が切り取られており、「その日、AIが命の選別を始めた」というコピーが綴られている。


 予告編では、10年後の日本を舞台に、天才科学者の桐生浩介(大沢たかお)が、亡き妻・望のために開発した医療AI「のぞみ」が暴走を開始し、日本中がパニックに陥る様子や、AIを暴走させたテロリストの容疑者として、警察庁の天才捜査官・桜庭誠(岩田剛典)や、ベテラン刑事の合田京一(三浦友和)と警視庁捜査一課の奥瀬久美(広瀬アリス)が桐生を追う姿が描かれている。


 また、AIの書き下ろしとなる新曲「僕らを待つ場所」が本作の主題歌に決定。本作の企画・プロデューサーの北島直明はAIへの楽曲オファーについて、「『AI』がテーマの映画だからAIさんにオファーしたわけではありません(笑)。本作は<AI VS 人間>という映画ではなく、人間はAIを扱えるほどに成熟しているのだろうか?という、<AIを取り扱う人間?を描いた作品です。ソウルフルなシンガー、AIさんが持つ人間のエネルギーこそが、この映画のテーマです。『AI』が突きつける大きな問題提起をきちんと受け止めてくれる、AIさんの愛溢れる力強い歌声が絶対に必要でした」と語る。


 いち早く主題歌を聞いた主演の大沢は、「この映画の主人公が、家族を思う気持ちはもちろん、生きていく中で、家族や、恋人、友人など……人と人とのすべての繋がりへの深い愛と尊敬など感じられる曲だと思いました。優しくも力強さのあるAIさんの人間味溢れる歌声と、人の温もりを感じるようなメロディー、歌詞にもぜひ注目してください。『AI崩壊』という映画が、最後になにを伝えたいのか……主題歌も含め、映画を楽しんでいただけると思います」とAIの楽曲に込められた深い愛と尊敬を感じたこと、さらに本作『AI崩壊』が最後に伝えたいメッセージが主題歌に込められていることを明かした。


 AIはこの曲を歌う時に「今まで一番泣いたかも」と語り、なかなかレコーディングが進まなかったそう。楽曲「僕らを待つ場所」について「今まで歌った中で一番シンプルな音の曲だと思います。映画のイメージとはあえて逆に、機械的な音を避けました。でも温かく生の声を伝えたかった」と心境を語る一方で、「AI崩壊というタイトルに私が歌うっていうのは笑いました」と自らの名前と同じ映画タイトルの主題歌を担当することに笑みを浮かべる。


 AI、大沢、北島プロデューサーのコメントは以下の通り。


コメント一覧
AI
僕らを待つ場所は今まで歌った中で一番シンプルな音の曲だと思います。映画のイメージとはあえて逆に、機械的な音を避けました。でも温かく生の声を伝えたかったので映画がAI崩壊というタイトルに私が歌うっていうのは笑いましたがっw
この曲を歌う時に感情的になりまくってましてなかなかレコーディングが進まなかったです。
今までで一番泣いたかもw
どんな人でも生まれたところがあって大事な場所があって大事な人がいたり、でも時にそれを忘れてたり、離れ離れになったり、悩んでたり……皆さんに是非映画観て聴いてもらいたいです。いい曲です!!!


大沢たかお
本作品のために書かれた主題歌「僕らを待つ場所」は、この映画の主人公が、家族を思う気持ちはもちろん、生きていく中で、家族や、恋人、友人など……人と人とのすべての繋がりへの深い愛と尊敬など感じられる曲だと思いました。
優しくも力強さのあるAIさんの人間味溢れる歌声と、人の温もりを感じるようなメロディー、歌詞にもぜひ注目してください。
『AI崩壊』という映画が、最後になにを伝えたいのか……主題歌も含め、映画を楽しんでいただけると思います。


北島直明(企画・プロデューサー)
『AI』がテーマの映画だから、AIさんにオファーしたわけではありません(笑)。
本作は<AI VS 人間>という映画ではなく、人間はAIを扱えるほどに成熟しているのだろうか? という、<AIを取り扱う人間>を描いた作品です。
ソウルフルなシンガー、AIさんが持つ人間のエネルギーこそが、この映画のテーマです。
『AI』が突きつける大きな問題提起をきちんと受け止めてくれる、AIさんの愛溢れる力強い歌声が絶対に必要でした。 (文=リアルサウンド編集部)