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『バチェラー・ジャパン』シーズン3・第9話ーーバチェラー友永、家族の客観的な意見に猛反発

2019年10月25日 19:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『バチェラー・ジャパン』(c)2019 Warner Bros. International Television Production Limited. All rights reserved.

 『バチェラー・ジャパン』シーズン3・第9話ーーバチェラー友永の家族の目に、3人の女性たちはどう映るのか? 成功を収めた一人の独身男性=バチェラーである青年実業家・友永真也のパートナーの座を巡り、20人の女性たちが競い合う人気リアリティーショー『バチェラー・ジャパン』シーズン3。そのエピソード9が、10月24日よりAmazon Prime Videoにて配信されている。


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 「僕は両親の意見もしっかり聞いていこうと思ってます」


 エピソード9では、岩間恵、野原遥、水田あゆみの3人が友永の家族と初対面する模様を収録。友永は、自分のことを一番理解している家族の意見を大事にしたいとコメントしていた。


 最初に家族と対面したのは、岩間。緊張を隠しきれない様子の岩間だったが、持ち前の明るさと自然な笑顔で、友永の家族と打ち解けていく。そんな岩間に好印象を抱く友永の家族は、同時に、友永が岩間へ強い想いを抱いていることを察していた。中でも友永の兄は、インタビューで「真也が恵さんに好意を抱いてるんではないかというのは、すごく態度とか喋り方から思いました」と推測しているように、弟のことをよく理解しているようだ。


 前回、山梨から神戸に移り住むことへの不安を明かしていた岩間。エピソード1から神戸に住むことへのこだわりを見せてきた友永が、今回ふと、「神戸じゃなくても関東でもいいっていう風に考えが変わってきた」と口にする。その言葉に、驚きを隠せない岩間。友永の考え方を大きく変えるほど、岩間の存在が大きいことが伝わる一言だった。


 友永は、その後のインタビューで「(恵さんと家族の対面)すっごく良かったです! 恵さん見て、みんなが明るくなった。もし、恵さんが家族になったら、みんなが喜ぶだろうな」と浮かれ気味に答え、自信がありそうな様子。友永自身も言っていたが、岩間は紛れもなく、“バチェラーが好きになった相手”なのだ。


 続いては、野原。普段の雰囲気とは少し違う、柔らかな装いで現れた。「彼女の魅力はギャップ」と語っていた友永は、その柔らかな雰囲気に「いい意味で裏切られました」と笑みをこぼす。


 友永の家族は、野原の印象について「すごくしっかりとした方」「はっきりした人」とコメント。だが、友永と野原の姿がどのように映っているのかを問われると、友永の兄は「(真也が遥さんに対して)ひとつ距離があるんじゃないかなって感じた」と答えていた。野原は友永にとって、理想の女性像を完璧に具現化したような存在だという。その完璧すぎるゆえの距離感を指摘された友永は、兄の鋭さに感心しながらも困惑した表情を見せた。


 最後は、水田。ホステスとして働いていた過去をどう話すべきか悩んでいた水田だが、友永の家族の前で包み隠さず正直に打ち明ける。その場の空気は一瞬だけ静まったように感じたが、友永の家族にとって水田の元・ホステスという経歴がマイナスポイントになることはなかった。それどころか、家族全員が水田に好感をもっていた。


 友永が「(全員と対面した)正直な意見を聞きたいな」と尋ねると、友永の兄は「接しやすかった」と水田の名前を挙げる。友永の母もまた「普通の真也のままでいられる相手」と評し、友永の父も二人が話しているときの様子から「相性から言うと、一番はあゆみさんかな」と感想を述べた。それを聞いた友永は、「家族の意見を大事にしたい」と言い、自ら「正直な意見」を求めたにも関わらず、想像していた答えと違ったせいか、強い口調で猛反論し始める。「でも俺は、自分の結婚相手を家族のために決めるっていう気はさらさらない。俺は結婚したい人と結婚するし。人を比べるっていうこと自体もまずちゃうし」。そんな友永の姿に家族は戸惑うが、その後のインタビューで友永の兄は「自分とは正反対の意見に拒絶反応を起こしたのでは」と冷静に分析していた。一方で、「僕はいま、恵さんがいいと思ってるのに」と思わず本心を漏らす友永。


 だが、この家族の客観的な意見が、ローズセレモニーの運命を左右することになる。


 友永がバラを手渡したのは“自分が好きになった相手”である岩間と、“自分のことを好きでいてくれる相手”であり、自然体でいさせてくれる水田。友永の理想の女性像にもっとも近かった野原は、ここで脱落となる。


 そんな野原は、最後まで“強い女性”だった。友永の決断を「すべて受け入れる」と潔く受け止め、去り際、岩間と水田に「ありがとう」と声をかけて、ハグを交わす。歩み寄れなかったことを悔やみ、涙を流す友永に対しても、野原は優しく「頑張ってね」と囁いた。そして、涙を見せることなく、その場を去っていった。


 ローズセレモニーで名を呼ばれたときの、岩間の微妙な間と暗い表情も気になるが、次回はいよいよ友永の第二の故郷であるフランスで、最後に二人の女性と向き合うことになる。友永は果たして誰を選ぶのか。ついに、運命の相手が決まる。(文=片山香帆)