シャープのツイッター公式アカウントが10月25日、これまで繰り返してきた「プレミアムフライデー」の投稿を止めるようだ。
プレミアムフライデーは働き方改革の一貫として、経産省が中心となって2017年2月にスタートしたが、思うように浸透していないのが現状だ。
シャープ公式ツイッターでは、実施当初から取り組みについてやや批判的に呟き続けていた。同社のツイートで「今日はプレミアムフライデーだったのか!」と思い出していた人も多いのではないだろうか。
「実は残業とかも嫌いだったんですけどふぉろぁーの皆さんに合ゎせてたんです!」
しかし、今月は「ナントカフライデー」と投稿。その上で、
「突然すみません 実はゎたしプレミアムフライデーのない社員だったんです 隠しててごめんなさい! 実は残業とかも嫌いだったんですけどふぉろぁーの皆さんに合ゎせてたんです!友達にバレたのでプレミアム言うの辞めます これからもよろしくぉ願いします」
とツイートした。
いささか無粋ではあるのだが、キャリコネニュースはシャープ広報にツイートの趣旨を聞いてみた。そもそも同社にはプレミアムフライデーに早く帰れるという制度がなく、プレミアムフライデーを喚起する定期ツイートを「そろそろやめようかな」となったという。
また、公式ツイッターでは「辞めます」宣言に連続して、過去の投稿をまとめたキャプチャと一緒にこんな呟きもしている。
「毎月プレミアムフライデーの悲哀をツイートし続けた私を『結果的にもっともプレミアムフライデーの周知広報に貢献した存在』として表彰してほしい」
2年半以上にわたる"シャープさん"の努力もむなしく、いまだに浸透する気配を見せないプレミアムフライデー。リプライ欄には「毎月SHARPさんのツイートでプレミアムフライデーだと気付かされてるからまじで表彰していいと思う」という声もあった。
ちなみに、同社の公式ツイッターは経済産業省からの"お墨付き"を得ており、過去には、同省から「もっとプレミアムフライデーをイジってほしい」という趣旨のメールをもらったと明かしている。