ビッグローブは10月23日、「お金に関する意識調査」の結果を発表した。調査は9月にネット上で実施し、20~60代の男女1000人から回答を得た。
「貧富の格差」についての質問では、「格差を感じたことがある」と答えた人が47.4%と約半数を占めた。「たまに感じる」と回答した37.7%と合わせると、の人が格差を感じていることが明らかとなった。
6割以上が自由に使えるお金「3万円未満」に該当 一方、8.4%は「ゼロ円」
また、「毎月自由に使えるお金はいくらか」を聞くと、「1万円未満」(23%)が最多。後には、「2万円~3万円未満」(18.8%)、「1万円~2万円未満」(14.9%)、「3~4万円未満」(9.9%)、「4~5万円未満」(8.1%)などが続いた。「自由に使えるお金はない」と答えた8.4%と合わせると、6割以上の人が「3万円未満」に含まれることになる。
一方、「現在、負担を感じる費目」については1位の「食費」(33.5%)、2位の「家賃・住宅ローン」(33.1%)に次いで、3位に「税金」(32.3%)が挙がる結果となった。10月1日には、消費税が10%に引き上げられ、税金に対する世間の意識は非常に高いものになっていることが想像できる。
4位以降には「社会保険費」(28.9%)、「医療費」(22.5%)などが並んだ。
毎月自由に使える金額が3万円以下であるという回答が多かった背景には、「老後2000万円問題」によって貯金への意識が高まったことに加え、消費増税などで支出額が増え、家計に余裕がなくなった側面もあるのではないだろうか。