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ベトナム版『パパとムスメの7日間』予告編公開 落合賢監督「全身全霊を込めて挑んだ作品」

2019年10月23日 18:22  リアルサウンド

リアルサウンド

『パパとムスメの7日間』(c)チャンフンフィルムス

 舘ひろしと新垣結衣が共演した大ヒットドラマをベトナムでリメイクした『パパとムスメの7日間』より、予告編、ポスタービジュアル、場面写真が公開された。


【写真】『パパとムスメの7日間』予告


 五十嵐貴久著の小説『パパとムスメの7日間』の設定をベトナムに変えて製作された本作は、昨年末にベトナムで公開され、同時期公開の『アクアマン』を押さえ、ボックスオフィス1位を記録。ベトナムのヒットメーカーといわれるチャーリー・グエンがプロデューサーとして参加した。


 監督を務めたのは、『太秦ライムライト』の落合賢。プロデューサーも兼任し、『サイゴン・ボディガード』主演を務めたタイ・ホアと再度タッグを組み、娘役には人気女優のケイティ・グエンを抜擢した。


 “父親と娘”という日本でもベトナムでも普遍的な関係に、現在のベトナムでも社会問題になっている“大人の子供化”という原作にはないテーマをコミカルに盛り込み、ハートフルなファミリー・コメディに仕上がっている。


 公開された予告編では、真逆の性格からくる衝突の多いパパとムスメが、ママの7回忌の日、不思議な現象をきっかけに人格が入れ替わってしまう様子が映し出されている。ポスターには、中身が入れ替わってしまったパパとムスメがそれぞれ服装をも入れ替えた姿で登場。また場面写真には、それぞれの学校と会社での生活の様子が切り取られている。


■落合賢監督 コメント
ベトナムの映画業界は目覚ましい急成長を遂げている過程ですが歴史も浅いため、良質のコンテンツや若い映画作家を常に求めており、僕のような外国人監督にもチャンスが満ち溢れています。また、ベトナムで日本のアニメやドラマが広く認知されていることを活かし、今回は自分で原作権を交渉してベトナム映画業界にこの企画を持ち込み、プロデューサー兼監督として制作から配給まで作品の全ての段階に関わり、全身全霊を込めて挑んだ作品です。日本では原作小説のみならず舘ひろしと新垣結衣のコンビで認知されているこの作品が、ベトナムの父娘だとどういう風に変わるのか、というのも見どころの一つです。普遍的なテーマとベトナムの個性的な文化背景を融合させ、日本の観客にも十分に楽しめる作品になったと思いますのでぜひ劇場でお楽しみください!


(リアルサウンド編集部)