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超特急が語る『フッド:ザ・ビギニング』の超絶アクション 「タロン・エジャトンさんは憧れの存在」

2019年10月22日 08:02  リアルサウンド

リアルサウンド

左からカイ、リョウガ、ユーキ、タカシ(撮影=伊藤惇)

 タロン・エジャトン主演映画『フッド:ザ・ビギニング』が現在公開中だ。


参考:新解釈のロビン・フッド映画 タロン・エジャトン主演『フッド:ザ・ビギニング』が掲示した可能性


 本作は、これまでケヴィン・コスナーやラッセル・クロウら主演で実写映画化されてきたロビン・フッドを、レオナルド・ディカプリオを製作に迎え、『キングスマン』シリーズのエジャトンを主演で新たに映画化したアクション映画。これまで描かれてきたストーリーとは異なり、今回は伝説のヒーロー、ロビン・フッドがいかにして生まれたのかを描く前日譚となる。


 リアルサウンド映画部では、本作の応援隊長を務める超特急のカイ、リョウガ、ユーキ、タカシにインタビューを行い、作品の魅力から、自身も挑戦したという弓矢アクションの難しさなど語ってもらった。


■タカシ「ロビン・フッドに行き着くまでの軌跡がすごくわかりやすい」
ーーこれまで何度も映像化されてきたロビン・フッドですが、本作を見るまでと後ではどのような印象を抱きましたか?


カイ:ロビン・フッドについては、弓矢を駆使して民衆を救った伝説の人物がいる、くらいしか知らなかったんです。ソーシャルゲームに出てくるキャラクターのイメージでしたね。今回映画を観て、伝説のヒーローではあるけど、1人の人間として苦悩がありながらも自分の領民たちのために戦った人なんだと明確になりました。この映画の大きなテーマとして「反逆者なのか、ヒーローなのか」というキャッチコピーがありますが、自分は「ヒーローだ」と思いましたね。


リョウガ:僕も詳しくは知らずに、カイが言った通りゲームのキャラクターで、弓矢が上手くてフードをかぶっている人みたいな、ざっくりとしたイメージでした。確かに「なぜ戦っているのか」という理由は知らなかったので、勉強にもなる映画だと思いましたね。周りの人に、「ロビン・フッドってあんまり知らないでしょ?」と言えるので、優越感を得ている状態です(笑)。


ユーキ:アクションもすごかったですし、頭も切れて強いし、でもある意味努力家な一面を知ることができました。『フッド:ザ・ビギニング』のタロン・エジャトンさんが演じているものが、僕の中ではロビン・フッドになりました。


タカシ:映画を見る前は、「アクション映画かな」と思っていたんです。でもその中にいろいろな人間模様を描いたストーリーや、ドラマがしっかりあって、かっこいいだけじゃなくロビン・フッドに行き着くまでの軌跡がすごくわかりやすくて、簡単に言うと「ロビン・フッドって本当にかっこよかったんだな」と改めて感じることができた作品でした。


■カイ「(タカシが)ロナウジーニョかと思いました」
ーー今回超特急の皆さんは、タロン・エジャトンがロビン・フッドとして挑戦した弓矢アクションを実際に挑戦されていますね。


ユーキ:本気でやりました。


カイ:全員弓に触ったことすらほぼ初めてで。タカシはちょっとやったことあったんだよね?


タカシ:そうです。弓道はやったことがあったんですけど、アーチェリーとは作法や構えが異なるので、僕もほぼみんなと同じ感覚でやりましたね。意外と難しかったなという印象でした。


ーー動画内では、いろいろな技に挑戦されていますが、どの技が一番難しかったですか?


ユーキ:ぼくは15秒間に何本矢を射てるかという早射ちに挑戦したんですけど、カイとリョウガは、トランポリンを使ってジャンプして射ってたんです。僕も1回試しにやらせてもらったんですけど、ジャンプの時に弓がひけなかったり、弓矢自体もちゃんと持たないと矢が落ちちゃったり向きが変わったりするので、構えを固定するのが難しかったなと思って。


カイ:そもそも初めて触ったので、ちゃんと弓を引くこともままならず、すごく難しかったです。でも、物陰に隠れたところから斜めに跳んで射つ技ができた時はすごく嬉しかったですね。めちゃくちゃ気持ちよかったです。


リョウガ:僕も本当に苦戦しました。映画を見た時も「このアクションかっこいいな」と思ったんですが、挑戦したことでいかにタロン・エジャトンがすごいのかと痛感しました。弓を射ることに加え、画として表情やシルエットも作り込んでいて、身体能力やカリスマ性が本当にすごい人物なんだなと身に沁みて感じました。


ーータカシさんはノールックショットに挑戦しています。


タカシ:映画で見ていたシーンを実際にやるとは思っていなくて、練習ではことごとくできなかったんですけど、なんとか本番でできてよかったです。


カイ:ロナウジーニョかと思いましたもんね。ノールック。


一同:(笑)。


ーー実際皆さん1時間くらいの練習で本番をされたとお聞きしました。


ユーキ:そうですね。1時間ぐらいでした。


タカシ:けっこうタイトだったね。楽しかったんですけど、練習していても弓や手が震えるんですよ。そうすると、矢が上手くつがえられなくなって。早射ちは緊張で焦ったら全然うまくいかなくなっちゃうんです。そこはすごく大変でした。


■ユーキ「神様は与えすぎたんじゃない? というくらいすごい」
ーータロン・エジャトンさんは、アクションもすごいですが、今回肉体美も披露していますね。


カイ:バキバキですよね。海外の俳優さんってアスリートやアーティスト並みにボディがすごいじゃないですか。シュワちゃん然り。


リョウガ:シュワちゃんはまた違うでしょ(笑)。


カイ:ベン・アフレックとか、どんだけ胸囲あるの!? みたいな(笑)。人間4人分くらいありますよね。でも男としてかっこいいですよ。そこまでとはいかずとも、ある程度筋肉ほしいと思いますね。


ユーキ:本当にタロン・エジャトンがすごいのは、歌も歌えて、弓のアクションも全部やっているじゃないですか。他の映画を見ても全部そうで。


カイ:馬も乗れるしね。


ユーキ:そう! 馬術もできて、本当に弱点がないじゃないですか! 歌えるし、動けるし、もちろん演技もすごく良くて。神様は与えすぎたんじゃない? というくらいすごいので、そこは憧れますね


リョウガ:僕は……そうですね。


ーー超特急では、リョウガさんはガリガリ担当なんですよね。


リョウガ:そうなんです。ガリガリ担当でやらせてもらっています。


ーー僕もガリガリなので指摘するのが恐縮ではあるんですけど。


リョウガ:ちょっと通ずるところはあるかもしれないですね(笑)。


カイ:ガリフレですね。ガリガリフレンド。


リョウガ:ガリフレってなんだよ(笑)。憧れはするんですけど、非現実レベルの肉体なので、観賞用として楽しんでいます(笑)。それこそ筋肉が好きな方が見ても楽しめるだろうし、アクションもスタントなしでやっていらっしゃるので、アクションが好きな方も楽しめる映画だなと思いました。


タカシ:肉体美やアクション含めて、タロン・エジャトンさんはすごく努力家なんだろうなと感じます。練習期間は限られていると思うのですが、しっかり自分のものにしている。映画を拝見した時に感じたのは、「頑張ったんだろうな」というよりも、完璧にやっているように見えたので。自分にとっても人間として憧れの存在だなと思いました。


(取材・文=安田周平/撮影=伊藤惇)