カンタス航空は、10月21日、東京/成田~メルボルン線にエアバスA380型機(機体記号:VH-OQA)を投入した。
メルボルン発のQF79便は、カンタス・フリークエント・フライヤーの特典交換専用のフライト「Points Plane」の初めての設定便として運航した。メルボルンを午前10時38分に出発し、東京/成田の98番スポットには、定刻より35分早い午後6時20分に到着した。折返しの東京/成田発のQF80便は通常便として運航し、東京/成田を午後9時15分に出発し、メルボルンには翌日の午前9時45分に到着する予定。
ファーストクラス14席、ビジネスクラス64席、プレミアムエコノミークラス35席、エコノミークラス371席の計484席を配置した、旧仕様の機材を使用した。カンタス航空のウェブサイトによれば、ビジネスクラスは4席、プレミアムエコノミークラスは2席などの空席を残して運航した。
カンタス航空は、12機のエアバスA380型機を保有しているものの、日本路線はボーイング747型機やエアバスA330型機で運航しており、日本へ乗り入れることは通常ない。ファーストクラスのサービスも、1日限りの提供となった。
必要ポイント数は通常の交換ポイント数と同様、ファーストクラスが108,000ポイント、ビジネスクラスが72,000ポイント、プレミアムエコノミークラスが54,000ポイント、エコノミークラスが35,000ポイントで、さらにファーストクラスとビジネスクラスでは272豪ドル、プレミアムエコノミークラスでは257豪ドル、エコノミークラスでは182豪ドルを支払うことで、特典交換ができた。機内では特製カクテルや機内食の提供、パジャマなどのギブアウェイも配布した。
カンタス航空では、会員限定のフライトを設定することで、より簡単に特典に交換することができるようになるとしていた。運用上の理由により、予定外の航空機を運航することがあることから、このような機会を積極的に利用し、会員の特典交換の機会を増やしていく考え。
10月26日にも、東京/成田発のQF80便を「Points Plane」として設定することで、オーストラリアからの来日客の帰国需要に応える。機材はエアバスA330-300型機を使用する。