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増子直純に聞く、怒髪天が結成から35年続く理由 「“楽しい”っていうことに尽きる」

2019年10月21日 18:31  リアルサウンド

リアルサウンド

怒髪天・増子直純(撮影=西村満)

 今年2019年に結成35周年を迎えた怒髪天が、35周年記念盤『怒髪天』を10月16日にリリースした。怒髪天の一大アンセム「オトナノススメ」をトリビュートした「オトナノススメ~35th 愛されSP~」は、ドラマー6名、ベーシスト6名、ギタリスト13名、ボーカリスト&コーラスあわせて総勢220名が参加。バンドマン、ミュージシャンはもちろん、芸能各界からの錚々たる面子は幅広い人望と熱い信頼を寄せてきた怒髪天にしか為し得ない業。彼らがこんなにも広く長く愛される理由はなんなのだろうか。あらためてその魅力に迫るべく、バンド活動のみならず舞台など、俳優としても活躍の場を広げ、先頃はNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)』の出演も発表された増子直純(Vo)にとことん話を聞いた。(冬将軍)


(関連:怒髪天が掲げる“ロックバンドたるもの”という矜持 「それでも言わずにいられないものが本物」


■「オトナノススメ~35th 愛されSP~」は“ラブレターの返事をもらった気分”
ーーとんでもないトリビュートが出来ましたね。


増子:「他人のふんどしで相撲を取る」っていう、我々の35周年を他人様にお祝いしてもらう、愛情を示してもらおうっていうところから始まったんだよね。


ーー2009年の25周年のときは、増子さんが声掛けしてライブ『オールスター男呼唄 秋の大感謝祭 -愛されたくて…四半世紀-』を開催したわけですが、それを踏まえて今回があるという形でしょうか?


増子:そうね、今はなきSHIBUYA-AXでね。みんなに声掛けて、シャッフルしてバンドを組んでもらって、我々の曲をカバーしてもらうトリビュートライブをやったんだけど。権利関係もあって音源を残せなかったんだよ。だから、今回は音源を残したかった。ただ、みんながよくやってるような、それぞれ1曲ずつ参加するトリビュートアルバムって、レコード会社の関係だったり、結構制約があるんだよね。じゃあ、「We Are The World」方式にすればいいんじゃないかって始めたわけだけど、こんな大袈裟なものになるとは思ってなかった。豪華すぎて“生前葬”って言われてる(笑)。


ーーこの企画が最初に発表されたときは、ここまでの人数ではなかったですよね。


増子:最初はわりと軽い気持ちでね、「歌だけ」というところから始まって、せっかくなら「ギターも呼ぼうか」という話になり、ここまできたら「全部任せてみるか」ということになった。みんな断らないでくれたから予想以上に集まってさ。でも、呼べなかった人もいるし、いまだに「なんで呼んでくれなかったんですか?!」っていうメールがくるよ。ありがたいけど、さすがにもう無理だよ(笑)。


ーー今回も直接オファーをかけた形ですか?


増子:そう。ホント、うれしいよねぇ。我々が愛してやまない人たちに声を掛けたわけだからさ。ラブレターの返事をもらった気分だよ。


ーー6月に行われた『大怒髪展』のときに、まだ未完成でしたがお客さんと一緒にはじめて視聴しましたよね。


増子:あのときはまだ7割くらいだったよね。メンバーは一切スタジオに行っちゃダメだと言われていて、レコーディングに立ち会わせてもらえなかったから、余計に感動したよ。MV、完成してからうれしくて何回も見たんだけど、自分たちが一切出てこないないことに気づいたんだよ。最後に「ありがとうございました!」くらいあってもよかったね。コロッと忘れてたなぁ(笑)。


ーーそれも怒髪天らしいところで(笑)。パートの割り振りなどはどうやって決めたのですか?


増子:あらかじめディレクターに「この人にはここを歌ってもらいたい、ここ弾いてもらいたい」って、メンバーがそれぞれのパートを選んで設計図だけ渡してさ。実際に録る時も、俺が歌ってるヤツを手本にすると癖がついちゃうから、ちゃんと音源を作ってもらって、仮歌の人に歌ってもらったんだよ。だから先入観なく、みんなそれぞれの色を出しやすかったと思う。だけど俺、キーが高いから。男性ボーカル陣は、自分の得意なキーよりも頑張って歌ってる感があって、そこは余計にグッとくるね。


ーーみなさん、意外と普段聴き慣れないキーで歌ってるのが新鮮でした。


増子:俺は声質的に、そんなに高く聴こえないでしょ。でも実は結構高いんだよ。二井原(実/LOUDNESS)さんにも「俺とキー変わらないね」と言われたからさ。俺、本当はメタルのボーカリストなんだよ(笑)。


ーー(笑)。歌だけでなく、演奏も聴きどころ満載ですね。


増子:ドアタマのセイジ(ギターウルフ)さん、あれ、ウチのギターを使ってるんだよ。だけど、やっぱりギターウルフの音がするんだよねぇ。やっぱ機材じゃねぇんだなって。そういうアクの強さばっかり集まってる。


ーー各楽器をフィーチャーしたバージョンも収録されています。


増子:演奏がえげつないから、いろんなバージョンを入れた。バンドをやってる人、楽器をやってる人、みんなに聴いて欲しいな。リードギターのリレーなんて、夢のような企画だよ。ドラムやベースだって、普通はそんなに前に出てこないのに、短いセクションの中でみんな爪痕残そうとしてるから、グイグイきてるよ。


ーー現在の日本のロックシーンの縮図がここにあるように感じました。怒髪天を中心に40~50代のロックンローラーが集結している。これは「ロック=若者の音楽」とされていた80年代には考えられなかったことだと思うんです。


増子:俺らが若い頃は、30歳過ぎてロックバンドやってるヤツらなんていなかったよね。欧米見るとおっさんたちがバンドやっていて、羨ましいなと思っていたんだけど。やっと日本もそうなってきたんだなって思うよ。俺と同じ1966年生まれの仲間もたくさん参加してくれたからうれしいね。(斉藤)和義くんや、田島(貴男/ORIGINAL LOVE)くんも、スガ(シカオ)くんもそうだし、(渡辺)美里ちゃんも、トータス(松本/ウルフルズ)もそうだよね。


ーーともに日本のロックシーンを作ってきた仲間ですね。


増子:逆にいえばこれ、若者がほぼいないから。(スマイリー)原島さんがね、「水族館の淡水魚のコーナーみたい」って。「地味な川魚がこんなにデカくなるのかよ!」って感じだよね(笑)。熱帯魚いないもんなぁ。まぁ、なかなかシブいのができたよ。


ーーオファーを断られるんじゃないかと思った方はいましたか?


増子:チバ(ユウスケ)はね、ウチのマネージャーに「こういうのに参加してるの見たことないから、たぶん無理ですよ」と言われて、そうだよなぁと思いつつ、スタジオでたまたま会ったときに話したら、「あー、キュウ(クハラカズユキ)が叩いたやつ? いいよ、やるやる」って2つ返事で応えてくれたからね。チバのOK出たときに、この企画は勝ったなと思ったね。あの声でこれ歌うんだからさ。それと、吉川(晃司)さんだね。吉川さんはずっと一匹狼でやってきて、他人とつるんだりするタイプじゃないんだけど「他のヤツだったら断るけど、怒髪天だったらやる」って言ってくれてね。「オトナノススメ」を気に入ってくれていて「アタマの歌詞すごくいいよね」って言ってくれたから、ここは絶対吉川さんに歌ってもらおうと思ってさ。うれしかったねぇ。


ーー歌い出しが吉川さんっていうのは、意表を突かれてものすごくインパクトありました。


増子:「ここから始まるの?!」って思うよね。インパクトでいえば、(山本)譲二さんね。ここだけなんかバラエティ番組っぽくなってる。すごい贅沢に使わせてもらってるよね。


ーー柴山俊之さんや仲野茂さんといった、レジェンドもいらっしゃって。


増子:柴山さん、出てきた時のインパクトがただごとじゃない(笑)。茂さんや木村(充揮)さん、レジェンドの大御所を一瞬しか使ってない(笑)。


■(若い頃と比べて)許容できるようになった
ーーそして、新曲が2曲収録されています。


増子:「入れられるもん全部入れてしまえ!」ってことで映像もだけど、新曲をね。アルバムまで取っておこうかとも思ってたんだけど、出来たものはすぐに入れるかと。


ーー「シン・ジダイ」はまさに“いま”の時代を綴った曲。


増子:これは年号が変わる記念に作っておこうと思った曲。近代日本の中で、こんなに明るくお祭りっぽく年号が変わったことはないと思うし。若い頃だったら「年号が変わろうが関係ねぇよ」って斜に構えていたかもしれないけど、今残された人生の長さを考えると、1回でも多く乾杯したほうが楽しいぞっていう気持ちもあって。珍しく(上原子)友康(Gt)からのオーダーで、歌詞に〈乾杯〉って入れたいっていうから、9割くらい出来てたんだけどもう1回詞を組み直してね。「過度に期待しないけど、いい時代になればいいな」っていう祈りを込めた。ちょうどいい具合だと思う。あんまり大きく打ち出すものではなく、普通に生活している中での心情だね。


ーー強く主張するわけでもなく、無関心なわけでもない、という絶妙な感覚が、逆に共感できるところでもあります。


増子:飲みに行って話してることと同じだよね。ちゃんと生活に馴染んでるというかさ。説教くさいとか、押し付けがましいわけでもない、かといって突き放すわけでもない。誰でも普遍的に考えることなんじゃないかな。サウンド的にもちょっとLAメタルっぽい要素があったり、起伏の激しい曲なんで。楽器隊もやってて面白いって言ってるし、聴いていても面白いはずだよ。激動する時代をサウンドで表すような。歌も最初は静かに入るからね。今までにあまりないパターンだよ。


ーーMVも硬派な仕上がりですよね。


増子:監督の意向で髪を下ろしたりしてね。でも、だんだん髪型や服装といったものじゃなくて、顔そのものになってくるよね。着飾らなくとも、居るだけでその人だっていう存在感を出せるのが理想だね。こないだPENICILLINのライブを観に行ったんだけど、めっちゃくちゃカッコイイね! ちゃんとキメて仕事してる。演奏めちゃくちゃうまいし、ライブの精度が高い。かといって大きくショーアップしてるわけでもないんだよね、バンドらしいんだよ。MCもアットホームな感じでさ。ただ演奏になるとすごいんだよ。それこそヴィジュアル系なんて、歳取ってやってるなんて誰も思ってもなかったよね。


ーーもう1曲の「やるイスト」は、打って変わってフォルクローレ調のアレンジと、怒髪天独特の節回しで畳み掛けていくような曲ですね。


増子:みんな、生きていく中で「やるか、やらないか」の二択を迫られてきたと思うんだけど、この歳になって思うのは、やったほうがいい。「あのときやっとけばよかった」という後悔は一生引きずるから。俺自身は「やるか、やらないか」でいえば全部やってきた。やらかしたら「すいませんでした」と謝ってきた。でも、結果的にやってよかったと思う。みんな、あと先を考え過ぎてるんじゃいかな。今はいろんなデータがすぐ手に入るじゃない。失敗しないように調べてからやるし。でも、そうじゃないって。もっと直感的に、やりたいと思ったらやればいいんだよ。タイトル的には(遠藤)ミチロウさんね、ザ・スターリン育ちだから“~イスト”。


ーー理屈じゃない、迷うな、と。


増子:なんか今、ちょっとでも失敗すると大ごとにされがちじゃない、すぐ叩かれたりさ。それにビビって何もやらないと、いろんなチャンスを失うし、世界が狭まっちゃうんだよ。若いうちはやらかして、謝ればいいんだよ。まぁ、若くなくてもやらかして謝ればいい。命までは取られないよ。……こうやって、軽く無責任に人を煽っていくっていうのはロックの醍醐味ですよ!(笑)。


ーー(笑)。そんな増子さん自身、若い頃と比べて何がいちばん変わったと思います?


増子:許容できるようになったことだね。自分が「うーん」と思うことに対しても、そこに攻撃性を持たなくなってきた。攻撃しなきゃいけない部分と「まぁ、いいんじゃない」と思える部分は本来あるものだけど、「いいんじゃない」と思える部分が若いうちはすごく少ないよね。「自分の考え以外は、No!」というのはとてもよくない。その自分の考えに潰される。自分の正義に溺れるんだよ。


ーーそれによって、歌詞や音楽にも影響出ましたか?


増子:歌詞は日記と一緒。日々思うことを曲にしているだけだから、歳を重ねて成長すれば思うことも変わるし、同じことでも捉え方が変わってくる。かといって、変に落ち着くこともないんだよね。歌詞もサウンドも、変にレイドバックするつもりはない。だから落ち着きはないと思うよ、大人にしては。感情の起伏も激しいしさ。でも、一般的な53歳でなくていいと思っていて。


ーー長くバンドをやってきたからこそ、のものもありますし。


増子:バンドはやればやるほど面白い。歳を重ねないと出来ないことがあるよ。そりゃ、歳重ねて出来なくなったこともあるけど、出来ることのほうが多いよね。ただ、“10代の女の子が共感するもの”という部分では、まったく想像が及びもつかなくなったね。学生の頃は学校が世界のすべてで、そこのコミュニティに外れてしまうともう生きていけない、みたいになりがちだし。それに対して俺が言えることがあるのなら、「長く生きてきたら学校のこと細かく思い出せないよ、忘れちゃうよ」ってことくらいなんだよ。この先もっといろんなことがあるし。ただ、これを10代の子たちに共感してもらおうとしても無理だよな(笑)。そういう部分は歳を重ねたデメリットなのかなとは思うんだけど、そこを目指してたわけではないから。俺らの歌を10代の子たちが聴いて集まってくるようになったら日本はダメだよね。やっぱ歳を重ねて疲弊したヤツらがね、聴いて「よっしゃ!」と思ってくれるバンドでありたいね。


ーー「ロック=若者の音楽」だった世代が歳を重ねて「大人のためのロック」へと成熟し、若い世代は新しいロックを聴く、というそれぞれのシーンが出来上がってますよね。


増子:やってる方も、聴いている方も歳を重ねて成長していくからね。一緒に歳取ってこられるっていいじゃない。


ーー昔は「ロック=不良」のイメージもありましたし。居間で演歌や歌謡曲のテレビ番組を見ている親に疎まれながら、自分の部屋で大音量のステレオでロックをかけてギターを弾いている、という家庭がほとんどだったと思うんです。ロックって、“若者の一過性の流行”でしか捉えられてませんでしたよね。


増子:うん、でもそうならなかったんだよなぁ。だから本当に日本のロックシーンがやっと成熟してきた実感があるよ。その時期にちゃんと合っていてよかった。この歳でバンドやってるっていうこと自体、昔だったら考えられないよ。ロックやバンドが子供のおもちゃじゃなくなったよね。ちゃんと意味のあるもの、重みのあるものになった気がするよ。


ーーだからこそ、今の10代20代が、「オトナノススメ」を聴いたら何を思うか、40代50代のロックンローラーが集結したこのトリビュートを聴いて何を感じるか、非常に気になります。


増子:“Don’t Trust Anyone Over 30”、「30歳過ぎたヤツを信じるな」「大人を信じるな」っていうのが、パンクやヒッピーの世界的なスローガンでさ。もちろん俺もそう思ってた。だけど実際大人になってみると、これは違うなと。「大人になったほうが楽しいぞ」と。そこで自分なりの落とし前というか、アンサーソングを作らなきゃいけないと思って書いたのが「オトナノススメ」なんだよ。だから、俺より下の世代がこれ聴いて「大人も楽しそうじゃん」って思ってくれたらいいね。「大人になるってことは、イヤなことばかりじゃないぞ」って言いたいんだよ。俺、若い頃に戻りたいかといえば、戻りたくないもんね。


■「まだまだバンドでやりたいことが山ほどある」
ーー怒髪天が35年続いた理由はなんだと思いますか?


増子:やっぱ「楽しい」っていうことに尽きる。ライブが楽しいのは当たり前だけど、リハも楽しいからなぁ。ただ、すごく詰めていくようになったけどね。不安ではないんだけど精度を上げたいんだよ。古い曲をやるといろんな発見があったりするし。「それ、そういう風にできるようになったんだ」なんてことは長年やってないとわからないよね。よく坂さん(坂詰克彦/Dr)に「“もういいわ”と思ってからが練習だから」って言ってるんだけど、みんながそう思ってるから。そういうロックバンドとしてシビアな部分が俺ら、キャラクターによってマスキングされていて見えづらいんだけどね。でも、それでいいと思うんだよ。


ーー4人の役割分担があって、信頼があって、何より仲がいいなと思います。


増子:元々友達だからね。


ーー長年一緒にやってると、そういうわけにはいかなくなる場合もあるじゃないですか。


増子:それは極端に儲かってるか、儲かってないかのどちらかだろうね。我々は“ほどほど”だから(笑)。バンドにだけ集中できて暮らしていけたらいいな、というのが理想だったからね。商売として考えて、譲歩してやらなければならないのなら、いっそバイトしながら続けたほうがいいと思ってた。そうしないでもできるようになったからさ。ありがたいことだよね。


ーー増子さんは、大河ドラマだったり俳優もやってますし、バンドよりそっち方面に、なんてことが……。


増子:俺はあくまでバンドマンだし、まだまだバンドでやりたいことが山ほどある。ただ、やったことないこと、自分がペーペーになってやれることは面白いよね。バンドではやったもの全部が正解なんだもん。でも芝居は俺が完璧だと思っても、監督や演出家に「違う」と言われたら、そこに学びがあるから。だけど、直接的に芝居がバンドに役立つかといえば………ないね!


ーー芝居で得たものをバンドに持ち帰って、というわけではないんですね。


増子:芝居は違う人の役を演じる、バンドは自己を増幅させて表現するものだから、似て非なるものなんだよ。大河ドラマも撮影終わったけど面白かったよ。大掛かりだし、緊張感あるよね。バンドではないもんなぁ、緊張すること。


ーー今後、怒髪天としてやりたいことはありますか?


増子:バンドがお客さんや仲間に恩返しできることは、やっぱり解散しないことだから。健康に気を付けて、この4人で存在し続けること。シミ(清水泰次/Ba)も休肝日作ってるんだけど、酒抜くと元気ないんだよ(笑)。まぁ、仲良く楽しくやっていけたら、「新曲作りたい、アルバム作りたい」という気持ちになるしね。仕事として捉えたら、もっと効率よくとか、マーケティングを考えてとか、やり方はあるんだろうけど、そこを度外視したところでやってるから面白い。生業としては、なかなかわがままなスタイルだよね。でも極端な話、誰も聴いてくれなくなったとしても、バイトしながらバンドやるだろうね、ずっと。


ーー40周年、45周年……と、この先ますますの活躍を期待してます。


増子:(「オトナノススメ~35th 愛されSP~」資料を眺めながら)これだけ仲間がいるからね。この仲間にいろいろ恩返しするだけであと5年はすぐ経つだろうなぁ。ただ、35周年が意外と盛り沢山になっちゃったからね、『フジロック』のメインステージに立って、トリビュートやって、大河俳優にもなったからな。40周年にやることは、出馬しかないかもねぇ(笑)。
(冬将軍)