米ウィスコンシン州マディソンでタクシーを展開しているGreen Cab Madisonは、展開する車両40台全てをTeslaの電気自動車(EV) Model 3にする。
これにより、車両1台あたり毎年8.5トンの二酸化炭素排出を減らせるという。・10月末までに完全交替Green Cab MadisonはこれまでトヨタのPriusを使っていたが、Zerologyとの提携のもと、10月末までにこれを全てTeslaのModel 3に交替させる。
EV導入の最大のメリットはもちろん地球に優しいこと。二酸化炭素を排出せず、サービス名の通りまさに“グリーンキャプ”となる。・メンテ費用なしModel 3はModel Sなどと比べると価格抑えめではあるが、それでも一挙に40台導入するのはそれなりの投資だ。ただ、環境に負荷をかけないという社会的意義に加え、電気自動車なのでガソリン代がかからなくなること、メンテ費用を抑えられるという利点もある。
つまり長期的にみれば、必ずしもコストが見合わないということはなく、実際、オランダやスウェーデン、ノルウェーのタクシー会社ではModel 3が人気になりつつあるという。今回、こうした動きがTeslaの本拠地、米国にも広がった格好だ。
Green Cab Madisonはアプリやオンライン、電話で乗車をリクエストできるサービスを展開し、他のタクシーサービスと料金面などで差はないとのこと。環境問題が深刻さを増すなか、意識の高い消費者にアピールできそうだ。
Green Cab Madison
(文・Mizoguchi)