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ザック・エフロン演じる殺人鬼が恋人と見つめ合う様子も 『テッド・バンディ』新場面写真公開

2019年10月18日 12:02  リアルサウンド

リアルサウンド

『テッド・バンディ』(c)2018 Wicked Nevada,LLC

 12月20日公開の映画『テッド・バンディ』より、新たな場面写真が公開された。


参考:ほか場面写真多数


 日本以外はNetflix配信となり、日本でのみ劇場公開される本作は、IQ160の頭脳と美しい容姿で、30人以上の女性を惨殺したとされ、シリアル・キラーの語源にもなった男テッド・バンディの衝撃の実話を描いた物語。


  1970年代アメリカ、30人以上の女性を惨殺したとされるバンディだが、刑務所には連日多くのファンレターが寄せられるなど、魅惑的なカリスマ性も持ち合わせていた。3度死刑判決を受けるが、無罪を主張。法律を学んでいた彼は、ついには自らが弁護人となり法廷で徹底抗弁を繰り広げた。本作では、世界を震撼させた殺人犯の裏側へと迫ると共に、バンディの長年の恋人の視点を通して善人としての姿を描き、観客を予測不可能な迷宮に誘い込んでいく。


 ザック・エフロンが主演としてバンディ役を務め、バンディを愛してしまったヒロインをリリー・コリンズ、判事役をジョン・マルコヴィッチがそれぞれ演じる。ドキュメンタリーの分野で高い評価を受けるジョー・バリンジャーが監督を務めた。バリンジャー監督は、記録映像やインタビューなどを通してバンディに迫ったNetflixオリジナル作品『殺人鬼との対談:テッド・バンディの場合』でも監督を務め、劇映画とドキュメンタリーシリーズ、両方のスタイルで“悪のカリスマ”とも評される人物を徹底的に掘り下げていく。


 公開された場面写真では、エフロン演じるテッド・バンディが、コリンズ演じるシングルマザーのリズと見つめ合う様子や、コリンズとその娘の誕生日を手作りケーキで祝いながらも右手に包丁を握るシーン、スーツ姿で法廷で雄弁に語る姿から囚人服に身を包み、握り拳を壁に押し付け声を荒げる場面まで切り取られている。


 本作にコラムを寄せている映画評論家の森直人は、「ザック・エフロンが凄い」「テッド・バンディはよく気が利き、話も上手だが、押し出しが強いわけでもない。そんな一見無双の男をザック・エフロンは過去作の“延長”で演じている。『グレイテスト・ショーマン』では階級や人種を超えた恋をピュアに貫く優しき上流階級出身の青年役。お下劣コメディ『ダーティ・グランパ』ではロバート・デ・ニーロ御大の暴走を丁寧にサポート。しかしその正体は“シリアルキラー”の殿堂入りーー世にも邪悪でおぞましい美女狩り猟奇野郎のテッド・バンディなのである」と記述している。 (文=リアルサウンド編集部)