企業口コミサイト「キャリコネ」は9月、「建設業界のホワイト度が高い企業ランキング」を発表した。建設業界に属する企業をピックアップし、キャリコネのユーザーによる「ホワイト度」評価の平均値が高い順にランキングにした。【参照元:キャリコネ】
調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「建設」に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に20件以上評価が寄せられた企業。対象期間は、2013年4月~2018年3月。
1位は「竹中工務店」で、ホワイトド評価は3.31。2位以降、「鹿島建設」(3.27)、「清水建設」(3.09)、「大林組」(3.04)、「長谷工コーポレーション」(2.95)と続く。
「ちゃんと評価され昇格することができて、当然報酬も上がる」
1位の竹中工務店については、
「安定した報酬があり安心して働ける企業である。学歴に関係なく個人の能力があり、それを発揮していけば、ちゃんと評価され昇格することができて、当然報酬も上がる」(施工管理/40代前半男性/年収1037万円/2009年度)
といった口コミが寄せられている。今から400年以上前の1610年に創業された老舗の大手総合建設会社。大阪に本社を置き、「あべのハルカス」などのランドマークを手がけている。
長時間労働になりがちな建設業界において、ICT(情報通信技術)やBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)、ロボットの活用などにより、負担軽減や生産性向上に向けて動いています。こうした取り組みにより、「健康経営優良法人2019(ホワイト500)」にも選定された。
いまだ男性社会の建設業界を変えるべく、女性の活躍も積極的に支援。「新・ダイバーシティ企業100選」(2015年度)に選定されているほか、建設業界で初めて「均等・両立推進企業表彰(2017年度)」の厚生労働大臣優良賞も受賞している。
また、社長自ら「ワーク・ライフ・バランス向上委員会」の委員長を務め、作業所での時差出勤、時間単位有給休暇制度の導入など、労働時間の減少に注力。育児・介護と仕事との両立を支援するため、テレワーク制度を一部で試行スタートさせているほか、企業主導型保育所とも提携するなど、新しい制度を次々と取り入れている。