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日本版“プデュ”=『PRODUCE 101 JAPAN』第3回、再評価の結果は? ポジションバトルも熱戦に

2019年10月17日 15:51  リアルサウンド

リアルサウンド

「ツカメ~It's Coming~」

 サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』が面白くなってきた。10月10日にはGYAO!にて第3回が配信され、状況が徐々に動き出す様子が伝わってくる。


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 今回の配信では、前回行なわれた再評価発表の様子からスタート。Fクラス8人、Dクラス12人、Cクラス16人、Bクラス24人、Aクラス1人が移動し、クラスが大幅に変更となった。練習生たちが目指すAクラスには、Cクラスから鶴房汐恩、Bクラスから宮島優心と川西拓実が加入、逆に佐藤來良がBクラスへ降格となった。「ツカメ~It’s Coming~」の映像は、このクラス分けの通りにフォーメーションが組まれることとなる。一番目立つ場所でパフォーマンスするAクラスは、一人ずつセンターに立ってダンスを披露。他の練習生による投票で、川尻蓮が選ばれたというわけだ。


 映像撮影が終わると、新たな課題「ポジションバトル」が発表される。ボーカル、ラップ、ダンスの中から自信のあるポジションをチョイス。ボーカルパート4曲、ラップ1曲(オリジナル曲)、ダンスパート4曲の中から順に希望曲を選んでいく。そして集まったメンバーで各曲2チームを作り、対決をするという内容だ。勝ったチームには全員に1000票、各曲で1位となった練習生は3000票、ボーカル、ラップ、ダンスの各ポジションで1位となった練習生は10000票が加算。合計14000票を獲得できる、大きなチャンスである。そして、課題終了後61位以下だった練習生は脱落となる。


 各曲ごとに一番始めにその曲を選んだ練習生がメンバーを指名し、チームを結成。まず、Aクラスが多く集まったダンスパート・BTSの「DNA」。豆原一成は東郷良樹、川西拓実、キム・ユンドン、小山省吾、キム・ヒチョンをチョイス。必然的にもう1チームは佐藤景瑚、鶴房汐恩、佐々木真生、内田脩斗、五十畑颯斗、渡邊公貴という顔ぶれになる。1組のリーダーは立候補で東郷、センターはユンドンに決定。2組はセンターを鶴房が、リーダーに最年長の五十畑が就任した。


 ボーカルパートのONE OK ROCK「Wherever you are」はAクラスの林龍太が男澤直樹、中西直樹、イ・ミンヒョク、河野純貴を選出。もう1組は佐藤來良、鈴木晨順、寺師敬、西野友也、中川吟亮だ。1組はリーダーは最年長のミンヒョク、メインボーカルは林に決定。2組はリーダーを寺師が、メインボーカルを西野が務めることになった。


 ダンスパートのEXILE THE SECOND「WILD WILD WILD」では、池本正義が井上港人、大澤駿弥、田中雄也、北川暉、山田恭を選出。2組は今西正彦、渡邊大貴、安藤優、青木聖波、中野龍之介、山田聡となった。1組のリーダーは池本、センターは田中、2組はリーダーを渡邊、センターを今西が務める。


 それぞれ練習を重ね、国民プロデューサーの前でお披露目する時間がやってきた。今回のバトルは、言ってしまえば“ドリームチームVS挑戦者チーム”。スタート前、ドリームチームの勝利を思い描いていた人も多いだろう。実際、「勝てないと思った」と口走る挑戦者チームの練習生もいたくらいである。しかしながら、そこは全員同じ練習生。慢心や気の緩みがあったり、チームワークが取れなかったりすれば、想像し得ない結果につながる可能性は十分に高い。番組内でも各チームが抱える問題や個人の悩み、葛藤などが映し出されていた。


 例えば、「DNA」の1組。順調に進んでいるように見えたが、ダンス未経験者の川西が振り付けについていけなかったり、リーダーが東郷からヒチョンに変更になったり……。「Wherever you are」の1組も、林が声を思うように出せなかったり、チームで練習する時間が少ないと河野が不安を口にしたりするシーンがあった。その隙を感じ取ったかのように、挑戦者チームが大奮闘を見せる。特に「WILD WILD WILD」の2グループはその様が顕著だった。順調に進んでいるように見えた1組だが、実はチームの関係性がうまく築けないでいた。一方2組は今西を中心にして、一人ひとりの特技も盛り込んだ個性的な振り付けを作り上げる。それぞれのパート、チームの心理状況やメキメキと成長していく様子が面白い。


 さらに、パートごとに分かれたからこそ練習生一人ひとりにスポットが当たり、人間性や性格、キャラクターも明らかに。次回もパート別のバトルが続く。「まさか」と思うような大どんでん返しが起こることに期待したい。(高橋梓)