デザイナー吉原秀明と大出由紀子が手掛ける「ハイク(HYKE)」が、東京のファッションウィーク2日目の10月15日に、2020年春夏コレクションを発表した。会場は、晴海エリアにあるCROSS DOCK HARUMI。ランウェイショーでは新作コレクションに加えて「アディダス(adidas)」とのコラボレーションライン「adidas by HYKE」が発表された。
ハイクは今シーズン、US NAVY(米海軍)やBRITISH ARMY(イギリス陸軍)、FRENCH ARMY(フランス陸軍)、GERMAN NAVY(ドイツ海軍)などをインスピレーションソースに製作。ホワイトやブラック、カーキなどをベースに、ビッグシルエットのデニムジャケットやデッキパーカ、フリンジをあしらったスカート、シャンブレーシャツ、トラウザーズ、ブレザーなどが登場した。ショーの中盤には、淡いピンクやブルー、ストライプ柄が差し込まれ、袖やスカートの一部に透ける素材を使用して、ボリュームシルエットに軽やかさを取り入れた。
初披露のadidas by HYKEでは、ランニングをコンセプトにデザインしたアイテムを展開。ブラックを基調とし、アディダスのロゴを落とし込んだキャップや背中に3本ラインを施したトップス、スカート、シューズなどが登場した。コラボレーションは2シーズンにわたり行う見通しで、発売時期やアイテム詳細は2020年1月に発表する予定だという。なお、ハイクは2015年春夏から2016年秋冬までの過去4シーズンにわたり「アディダス オリジナルス(adidas Originals)」とのコラボライン「adidas Originals by HYKE」を展開していたため、約3年半ぶりにアディダスブランドとのコラボが復活する。
今シーズンも継続の「チャコリ(CHACOLI)」とのコラボでは、新たにショルダーバッグがラインナップに加わった。このほか、「ビューティフルシューズ(BEAUTIFUL SHOES)」によるシューズや、「ジュリアス・タート・オプティカル(JULIUS TART OPTICAL)」とのアイウェアといったコラボアイテムの新作が発表された。