小田急箱根グループは、10月14日以降の運行について発表している。箱根地区への交通アクセスに大きな影響は継続する見通しだ。
箱根登山鉄道・箱根登山線の箱根湯本~強羅駅間は、土砂崩れによる橋脚流失や電柱崩壊、道路からの雨水流入による道床流出等のため、長期間運転を見合わせる。小田原~箱根湯本駅間は通常通り運行するが、小田急線で不通区間があり、ロマンスカーの運行は未定だという。
箱根登山ケーブルカーは一部施設への被害のため、終日運休する。17日からの運行再開を目指し、復旧作業を進めている。箱根ロープウェイは、14日は終日運休するが、15日以降姥子~桃源台駅間で運行する予定。早雲山~姥子駅間の代行バスは運行しない。
箱根海賊船は、芦ノ湖の水位上昇などの影響により、当面の間運休する。箱根登山バスは、小田原駅~箱根湯本駅間のバスのみ運行する。東海バスオレンジシャトルは、三島駅と箱根港などを結ぶ路線について平常運行する。
新宿と箱根エリアを結ぶ小田急箱根高速バスは、14日は新宿~箱根桃源台間のみ運行し、15日以降は通常通り運行を予定する。西武バスの運行する高速バス箱根線と合わせて、しばらくは高速バスが、箱根エリアと首都圏を結ぶ唯一の公共交通機関となる見込み。
伊豆箱根バスは、小田原駅と箱根エリアを結ぶ路線について小田原駅と箱根湯本駅間の折返し運行としている。同社の他エリアでも運休が発生している。