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GENERATIONS 小森隼×中務裕太、“オロチ兄弟”とのリアルな接点 長年の親交が生み出す安心感

2019年10月11日 13:01  リアルサウンド

リアルサウンド

GENERATIONS from EXILE TRIBE『EXPerience Greatness』(CD)

 Jr.EXILE世代を牽引する7人組ダンス&ボーカルグループ、GENERATIONS from EXILE TRIBE(以下、GENERATIONS)。今年は、3カ月連続シングル『Brand New Story』『DREAMERS』『EXPerience Greatness』をリリースしたほか、デビュー7周年を迎える11月21日には、5枚目のオリジナルアルバム『SHONEN CHRONICLE』をリリースすることも決定。今夏にはJr.EXILE(GENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZ)総出演のプロジェクト『BATTLE OF TOKYO ~ENTER THE Jr. EXILE~』に参加したり、秋から冬にかけて初の5大ドームツアー『GENERATIONS LIVE TOUR 2019 “少年クロニクル“』を開催したりと、話題が尽きない。その中でとくにタイムリーなトピックスといえば、10月4日に公開した映画『HiGH&LOW THE WORST』。数原龍友の初ソロ楽曲「Nostalgie」や、本作のために書き下ろされたというGENERATIONSの新曲「SNAKE PIT」が劇中歌になっていることはもちろん、本格的な演技が初挑戦という小森隼と中務裕太の出演も一際注目を集めている。本稿では、ファンから“こもつか”コンビの愛称でも親しまれている彼らについて、詳しく紹介していこう。


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 パフォーマーの小森隼は、小学4年生の時にEXILEのライブを観て影響を受け、地元三重県からEXPG東京校に通うようになり、EXPG内で行われたオーディションがきっかけで、2012年にGENERATIONSの正式メンバーに。GENERATIONSになる前から、キッズダンサーとして『めちゃ×2イケてるッ!』番組内のオカザイル企画に出演したり、EXILEのMVに出演するなど、まさに“Jr.EXILE”を地でいく存在だ。その性格は、メンバー曰く“天性のお調子者”。筆者がインタビューをした現場でも、わざと楽曲名を間違えてとぼけたり、積極的にメンバーをいじりにいくなど、おちゃめな姿が印象的だ。しかし、今ではそれが長所となり、番組MCとしての才能を開花。10月1日からは、ニッポン放送で初めてのレギュラー番組『GENERATIONS 小森隼のGood Laugh and Sleep』もスタートした。


 同じくパフォーマーの中務裕太は、7歳からダンスを始め、高校1年の時にEXPGにスカウトされ、EXPG大阪校に通うように。小森と同じく、10代の頃からEXILEのサポートダンサーとしてライブに出演していた実力派で、EXPG STUDIOのインストラクターも務めていた。そして、GENERATIONSのサポートメンバーを経て、2012年9月に正式加入。後から加入したメンバーではあるが、振付を担当する機会も多く、GENERATIONSのパフォーマーとして欠かせない存在となっている。なお、EXILEのツアーに参加していた頃は、自他ともに“尖っていた”という中務だが、現在はハリネズミのマイロとアルビー(中務の娘たち)を溺愛する姿をInstagramで公開中。人見知りなところもありつつ、ちょっと抜けているおっとりしたキャラクターで愛されている。


 出会ってからもう20年近い“こもつか”コンビだが、じつはプライベートでも一緒にいる時間が長いという。2人の共通点といえば、どちらも関西出身(小森が三重県出身、中務が大阪府出身)。幼い頃から一人暮らしをしていて家事が得意だという小森と、家族思いなエピソードを語ったり、洋服のお直しをしているうちにミシンにハマったり……という中務の家庭的な一面も、2人、そして今回『HiGH&LOW THE WORST』で演じた“オロチ兄弟”<尾々地真也(中務)、尾々地正也(小森)>の接点と言えるだろう。また、2015年10月からは2人でアクロバットを練習し始め、今では「AGEHA」や「F.L.Y.BOYS F.L.Y.GIRLS」のMVでも披露するほどに(参照:『MUSIQ? SPECIAL OUT of MUSIC Vol.44 2016年04月号』)。他のメンバーが次々に“俳優”という新たな世界に飛び出していく中、お互いに幼少期から今までダンス一色の生活を送ってきたことが、彼らの関係をより深めたのかもしれない。


 そんな二人だからこそ、初めての演技にも支え合って臨めたようで、不安を抱えながら『HiGH&LOW THE WORST』の撮影に入ったという小森は「演技が上手くいかなかった日の帰り道に裕太くんにいろいろ弱音を吐いてみたり(笑)。その弱音も受け止めてくれる器の大きさが(裕太くんの)魅力なんだなって再確認しました」とコメント(参照:リアルサウンド映画部)。以前から『HiGH&LOW』シリーズへの出演を熱望していたという中務も、慣れない演技にはやはり苦戦したようだが、今までに築いた2人のチームワークを活かして、原作にはないオリジナルの“オロチ兄弟”を見事に熱演! アクションシーンではカッコよくきめつつ、「あまりしゃべらなくて見た目がコワモテ」という尾々地真也のキャラクター設定に、中務らしいコミカルな要素を加えているのも、見どころとなっている。


 俳優としてはスタートを切ったばかりだが、何事にも勉強熱心で、まだまだ可能性を秘めている彼ら。今後も“こもつか”コンビから目が離せない。(斉藤碧)