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乃木坂46 伊藤純奈、後輩 田村真佑のいじりに愛ある苦言「先輩なんですけど、なめられてる」

2019年10月11日 13:01  リアルサウンド

リアルサウンド

左から伊藤純奈、向井葉月、久保史緒里、早川聖来、田村真佑

 乃木坂46メンバーが出演するミュージカル『乃木坂46版ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」2019』が、10月10日よりTOKYO DOME CITY HALLにて上演。マスコミ向けに公開ゲネプロと囲み取材が行われ、乃木坂46からセーラー5戦士を演じる久保史緒里(セーラームーン/月野うさぎ)、向井葉月(セーラーマーキュリー/水野亜美)、早川聖来(セーラーマーズ/火野レイ)、伊藤純奈(セーラージュピター/木野まこと)、田村真佑(セーラーヴィーナス/愛野美奈子)、タキシード仮面/地場衛を演じる石井美絵子、演出のウォーリー木下が登壇した。


参考:乃木坂46 久保史緒里、向井葉月、早川聖来……『セラミュ』に見る若手演技派メンバーへの期待


 『乃木坂46版「セラミュ」』は、2018年6月に天王洲 銀河劇場、9月にTBS赤坂ACTシアターで上演され、「Team MOON」の主演を山下美月、「Team STAR」の主演を井上小百合としてWキャストの選抜10名で上演された舞台。今年も、セーラー戦士以外のメインキャストは続投となり、クイーン・セレニティ役として白石麻衣が映像出演する。


 主演の久保は初日を迎えた感想について、「この日を迎えるためにお稽古をしてきたんですけど、もっと追求したいという思いが日に日に増しています。緊張や不安はありつつも、一番に楽しみだなって思える初日は私にとっては初めてなので、大好きなキャストのみなさんと楽しく、そして素敵な時間を過ごせたらいいなと思っております」と挨拶した。


 2018年10月上演の『七色いんこ』では主演を務め、『三人姉妹』では久保と姉妹役で共演している伊藤は、乃木坂46の中でも多くの舞台経験を重ねているメンバー。そんな伊藤は、「私が今までやってきた舞台の中でも一番と言っていいほど、キャスト同士で話し合いをしながら作り上げていく舞台だなと。5戦士を始め、ほかのキャストのみなさまとも、稽古が終わった後も話し込んで作り上げてきた舞台なので、緊張はするんですけどみんながいるから心強いです」と安心して初日を迎えられていることをアピールした。


 月野うさぎの恋人・地場衛を続投となる石井は、「こんなに初日を迎えるのが楽しみな舞台は初めてで、朝起きた時に“どうしたんだろう、自分”と思うくらい、みんなのことが愛おしくて」と稽古期間で深まったキャスト愛を伝えた。


 大変だったことを聞かれた久保は「心を開くのが大変だった」と話し始め、「いつの日か、ちょっとずつその壁が超えられそうになった時から、イメージの共有というのを少しずつするようになりました。ここはどういう場面なのか、ここのセリフはどういう意味が込められているのか、そういうことをキャスト同士で共有するのが楽しくなってきて。その段階にいくまでに、すごく時間がかかってしまいました」と明かすと、石井も「史緒里の心を溶かすのに時間がかかりました」と返答。それに、久保が食い気味に「ごめんなさい! 自覚はあります!」と反応すると、「すごくいい子だから、何を言っても(久保は)『はい! はい!』って聞いちゃうので。それを自分の言葉にすることが、今はもう出来てるもんね」と石井が久保の顔色を伺い、「本当ですか? よかった」と久保は笑みを浮かべた。


 また、作品のセリフになぞらえ、“お仕置き”したいメンバーを聞かれた伊藤は田村の名前を挙げる。「なんでですか!」とリアクションする田村に、伊藤は「私がなにしても『はい! 純奈さん可愛い!』みたいにいじってくるんですよね。私、先輩なんですけど、なめられてる。仲良くなれて、可愛いんですけど」と仲睦まじい関係性を見せた。田村が演じるセーラーヴィーナスは、セーラー5戦士の中でもリーダー的役割の人物。同期の早川以外は先輩で、特に伊藤はリーダーの風格を漂わせていると悩みを明かすと、伊藤からすかさず「いじってますよ」とツッコミが入る一幕もあった。


 最後に座長の久保が「キャスト一同、緊張もありつつ、この日を楽しみにしていました。武内直子先生が生んでくださいました『美少女戦士セーラームーン』という素敵な世界を、私たちがみなさまにお届けできるように、全身全霊で頑張ります」と挨拶した。公演は、14日までTOKYO DOME CITY HALLにて上演された後、11月22日から24日まで中国・上海美其大戯院にて開催。終演後には、すべての公演で『美少女戦士セーラームーン』関連のナンバー全6曲を披露するライブショーが実施される。(渡辺彰浩)