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"標高4000mの高地トレーニング"を実現、アシックスが世界最大級の都市型低酸素ジムを公開

2019年10月09日 21:52  Fashionsnap.com

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施設内の様子 Image by: FASHIONSNAP.COM
アシックス(ASICS)が、11月1日に豊洲にオープンする「アシックス・スポーツ コンプレックス 東京ベイ(ASICS Sports Complex TOKYO BAY)」の内覧会を開催した。世界最大級の都市型低酸素環境下トレーニング施設となり、有森裕子や吉田沙保里、青木智美などが実際に利用した様子も公開された。
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 同施設は複合施設「Dタワー豊洲」の2、3階に入居。「トップアスリートに限らず、一般の人や様々な競技に取り組む人たちが交流できるような場になってほしい」という思いから「クロッシング」をコンセプトに掲げている。内装デザインは暖かみのある照明を使ったり、観葉植物やデザイン性の高いインテリアを置いたりすることで、柔らかい印象に仕上げた。3階にある受付の横にはプロテインやソフトドリンク、軽食を提供するカフェを併設。軽食は12月以降に展開する予定だという。

 2階にはトレーニングルームやスタジオを、3階には25mプールと50mプールを設置。いずれのエリアでも酸素濃度を設定することが可能で、常酸素のほか、標高2,250mから標高4,000m程度の低酸素環境でトレーニングをすることができる。トレーニングルームにはトレーニングマシンやストレッチマシンだけではなく、人工芝やタータンを設置。ヨガなどのプログラムを提供予定のスタジオでは、ソニー(SONY)協力のもと、プロジェクションマッピングによる映像環境や音響環境を整備している。また、アシックススポーツ工学研究所分室として「アシックス・スポーツ コンプレックス ラボ」を3階に展開。低酸素環境下トレーニングでの実証実験や、利用者の筋肉量を測定するサービスを実施する。

 リカバリー環境にも着目し、高酸素環境下に設定したコンディショニングルームでは鍼灸やマッサージなどの受診が可能。このほか施設内には、ジャグジー風呂や水風呂サウナを完備している。

 施設の利用プランは、1回1万円の単発プランと、月2万円の月額プランを用意。なお利用には別途入会金3万円が必要となる。
 内覧会と同日に開かれたオープニングイベントではテープカットが行われたほか、ゲストの有森、吉田、畠山愛理が登壇し、トークイベントを開催。現役時代、高地トレーニングを行っていた有森は「低酸素環境でのトレーニングを低地でもできるのは嬉しい。リカバリーのための設備がそろっているので長期でのコンディショニングにも役立ちそう」とコメント。一方、低酸素トレーニング経験がない吉田と畠山は「有効に使えばとても効果がありそう」と関心を示した。
 なお、Dタワー豊洲内にはアシックスの施設のほか、客室全330室を用意する「ホテル JAL シティ東京 豊洲」が12月9日に開業する。
■アシックス スポーツコンプレクス 東京ベイ開業日:2019年11月1日(金)住所:東京都江東区豊洲6丁目4番20号公式サイト