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【父親の家事参加】仕事がある日に男性がする家事1位「ゴミ出し」 労働時間が増えるほど家事と育児時間が減る傾向

2019年10月09日 19:00  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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日本労働組合総連合会は10月8日、「男性の家事・育児参加に関する実態調査」の結果を発表した。調査は今年9月にネット上で実施し、同居している子どもがいる25~49歳の有職者男性1000人から回答を得た。

1週間の平均労働時間は46.9時間。週5日8時間勤務の場合、毎日1時間以上の残業をしていることになる。合計労働時間は「40~50時間」(57.7%)という人が最も多く見られたが、8人に1人は「60時間以上」(11.9%)働いていることが分かった。

週60時間以上働く人だと家事に割く時間は週4.8時間のみ

年次有給休暇は平均20.1日付与されており、有休取得日数は平均8.9日。有給日数は51%が把握しているが、働く父親の99.6%が消化しきれていないことがわかった。

合計労働時間別に見ると、最も有休が取れているのは「週労働時間40時間未満」(60%)。「40~50時間」(54%)、「50~60時間」(47%)、「60時間以上」(40%)と労働時間が増えるごとに取得率は下がっていく。

1週間でどれくらい家事をしているかを聞くと、「2~3時間」(21.9%)、「10~19時間」(20.9%)、「4~5時間」(18.3%)がいずれも2割程度。一方、「0時間」は4.7%に留まった。平均家事時間は6.2時間となった。

労働時間別に見ると、週40時間未満の人では8.9時間、40~50時間で6.3時間、50~60時間で6.0時間、60時間以上で4.8時間となった。労働時間が長いほど家事時間は短くなる傾向がみられる。

1週間の育児時間は平均9.3時間。合計労働時間別にみると、週40時間未満で11.6時間、40~50時間で10.0時間、50~60時で8.3時間、60時間以上で7.1時間となった。家事時間同様、労働時間の長い人ほど育児時間は短くなる傾向がみられた。

仕事がある日に行う育児「子どものお風呂」「遊び相手」

働く父親が、仕事がある日にどのような家事を行っているかを聞いた。1位は「ゴミを出す」(62.5%)で、次いで「ゴミをまとめる」(43.1%)、「夕食の食器洗い」(37.3%)、「お風呂の掃除」(36.1%)、「洗濯物を干す」(33.6%)と続く。一方、「夕食の用意」(11.2%)、「お弁当の用意」(7.1%)は低い割合となった。

また仕事がある日に行っている育児を聞くと、最も多かったのが「子どものお風呂」(37.0%)。以降、「子どもの遊び相手」(34.6%)、「子どもを起こす」(32.0%)、「子どもの歯磨き」(24.5%)、「子どもの寝かし付け」(22.5%)と続く。「連絡帳ノートの記入」(4.4%)、「子どものプリント整理・記入」(3.4%)は低い割合となった。