車買取などの情報メディアを運営するラビッツは10月8日、あおり運転に関するアンケート結果を発表した。調査は今年9月にネット上で実施し、213人から回答を得た。
あおり運転をしてきた人の性別を聞くと、「男性」が84%、「わからない」が13%、「女性」が4%となった。わからないという人からは、ミラー越しや夜間のヘッドライトによる見えにくさなど、性別の判断がつきにくかったという人が多かった。
あおり運転をしてきた相手の年代はどれくらいかを聞くと「30代」(68人)が最多。以降、「40代」(45人)、「20代」(29人)、「50代」(27人)と続く。わからないという人も42人いた。
あおり運転をする車は「黒」「白」が多い?
車の車種は「国産車」が94%で、「外国車」は6%に留まった。具体的には「セダン」が最も多く68人。次いで「ミニバン・ワンボックス」(50人)、「スポーツカー」(28人)、「トラック」(23人)となり、大きなサイズの車が上位に入っている。
以降、「SUV」(20人)、「軽自動車」(16人)と続き、「会社入りの社用車」という人も6人いた。
あおり運転をしてきた相手が乗っていた車の色は「黒」(110人)が最多で、次ぐ「白」(59人)に大きく差をつけた。以降、「シルバー」(27人)、「原色(赤、青、緑、黄色)」(12人)、「グレー」(4人)、「茶色」(1人)と続く。
同社は、あおり運転をした側の車が「国産車」「セダンやミニバン・ワンボックス」「黒もしくは白」が多いことから、
「あおり運転の事件の時に、ニュースでよく取り上げられる色と同じ傾向です。黒や白は一般色。走っている台数も多いため、目立ちにくいのが難点。特に黒に関しては、日が落ちてしまうと分かりにくく、探しにくいという点からも多いのかもしれません」
とコメントしている。
あおり運転にあったら「道を譲る」「念のため車の窓を完全に閉めてロック」
なお、あおり運転をされた人は、女性(62%)が男性(38%)を大きく上回った。直近であおり運転を受けた時の年齢は「26~30歳」(56人)、「18~25歳」(47人)、「31~35歳」(41人)が多く、若い世代のほうが被害を受けやすいようだ。
その時、自身が乗っていた車種は国産車(96%)で、具体的には「軽自動車」(85人)が多い。以降、「ミニバン・ワンボックス」(53人)、「セダン」(27人)、「SUV」(16人)、「スポーツカー」(6人)、「会社入りの社用車」(5人)と続く。
車の色は「白」(58人)、「黒」(53人)だったことが多く、「原色」(37人)、「シルバー」(32人)という人も少なくなかった。また、あおり運転を受けた場所は「自宅近所の一般道」(67人)や「自宅近所の国道」(46人)が多かった。「高速道路」をあげる人も56人いた。
どのようなあおり運転をされたかを聞くと、「車間距離を異常に詰める」(144人)が最多。ほかには「車体を接近させて花場寄せをする」(19人)、「執拗にクラクションを鳴らす」「ハイビームやパッシングを繰り返す」(同13人)、「車両の手前に出て左右に進路を変更」(10人)をされたという人もいた。
あおり運転をされたときの対応を聞くと、1位は「道を譲った」(99人)だが、2位は「何もしなかった」(72人)となった。同社も現状を抜け出すためにも道を譲ることが得策とし、「どれだけ腹が立ったとしても、決して挑発には乗らないのが鉄則」としている。
また、もしものために「車の窓を完全に閉めてロック」を行い、あおり運転の被害にあったりトラブルに巻き込まれそうになったりしたら「ナンバーの記録」「動画撮影」「警察に通報」を行うことを勧めている。