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IT業界の転職で面接通過しない理由1位「スキル不足」 対策として「身につけたいスキルを熱く伝えたら内定を得た」という人も

2019年10月09日 07:10  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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ギークリーは10月3日、面接に関する調査結果を発表した。調査は2018年12月~2019年9月にネット上で実施。ギークリー経由で転職し、転職活動中に「面接に通らない」と感じた20代~40代の男性・女性271人から回答を得た。

「なぜ面接に通過しなかったのか」と理由を聞くと、1位は「スキル不足」(31.7%)、2位は「キャリアチェンジ」(24.5%)、3位は「転職・志望理由が曖昧」(10.9%)という結果だった。「性格・人柄」という回答も6%あった。

「スキル不足」と回答した人からは、

「選考を受けた企業からのフィードバックの多くが、『スキル面で不足している』というものだった。スキル面は今すぐには変えられないので、将来的なキャリアパスや身につけたいスキル等未来のことを話せるように面接対策を実施し、面接に臨むようにしたところ、自身が興味のある業界かつ熱を持って志望動機を話せる企業で内定を得ることができた」(29歳・男性・フロントエンドエンジニア)

と、面接で意欲を伝えたり、スキル不足を補えるような自身の特性をPRすることで通過できたという体験談が寄せられた。

「転職理由を練りに練って、それを先方に伝える練習を繰り返し電話で行った」


「キャリアチェンジ」と回答した人からは、以下のコメントが寄せられた。

「途中からは、ゲームプログラマーのポジション以外にも、ゲーム企業のシステムエンジニアポジションかつ社内でゲームプログラマーへのキャリアチェンジができる企業に応募し、内定を得た」(29歳・男性・オープン系エンジニア)
「エンジニアとしては未経験でした。企業規模などには特にこだわらず面接を受けましたが、全く通過せず。独学でPHPを勉強していたので、そのことと人柄を評価してくれる未経験OKの企業に応募する方向に途中から切り替えて、内定を貰いました」(27歳・女性・ヘルプデスク)

手あたり次第応募するのではなく、未経験でも採用実績がある企業でまずは経験を重ね、中長期的な目線でキャリアを形成することが転職活動では重要であるようだ。

「転職・志望理由が曖昧」と回答した人からは、

「転職理由を練りに練って、それを先方に伝える練習を繰り返し電話で行った。また、面接後は都度どの質問に上手く答えられ、うまく答えられなかったかを明確にし、次には同じミスを繰り返さないように対策をした。結果的に、面接でも自分の転職理由を上手に話せるようになり、内定を取った」(34歳・男性・Web系エンジニア)

とのコメントが寄せられた。面接では転職活動の軸を明確にすることや、転職理由を深堀りされても答えられるよう十分な準備をすることが内定を勝ち取る鍵になることがわかった。