毛髪は硬質タンパク質のケラチンでできており、人間はそれを消化することができないため、この女性のように食毛症が慢性化すると大きな毛髪の塊の先端が小腸まで達し、腸閉塞や潰瘍などを引き起こす。この症状は、グリム童話が原作の髪長姫「ラプンツェル」にちなんで‟ラプンツェル症候群”と呼ばれており、食毛症患者の約3分の1に見られるという。症例報告専門誌『BMJ Case Reports』の著者によると、同症候群の70%が20歳以下の若い女性で、学習障がいや精神的な問題を抱えているそうだ。
画像は『Mirror 2019年10月4日付「Huge 20-inch hairball cut out of teenager’s stomach by surgeons」(Image: CEN/@minzdrav_buryatia)』『The Sun 2019年10月4日付「HAIR WE GO Doctors remove giant 4.4lb hairball from teenage girl’s stomach」(Credit: Central European News)』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 A.C.)