トップへ

ブラック企業のモンスター上司「俺が許可するまで結婚するな。これは命令だ」「上司が出馬し、雇用契約の更新ができない」

2019年10月09日 07:00  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

平気な顔をして鬼のような行為を働くのが、モンスター上司だ。キャリコネニュース読者からも、

「上司に『夜暇か』と聞かれ、『暇です』と答えたら、『夜勤できるね』と言われて昼夜勤務をさせられました」(40代男性、IT系技術職)

といった声が寄せられている。今回はモンスター上司の被害者エピソードを紹介する。

「市内の同業者全部に連絡してお前のことは採用するな!って言ってやる」


技術職の20代男性は、元勤務先の上司に苦しめられた。その上司は元々、男性の先輩社員だったが、上司になってモンスター化したという。

「こちらの業務状況に関わらず仕事を振るので、残業が常態化。当人は定時で帰るため、それを上に訴えた結果、改善どころか上司は庇われ、自分の仕事がさらに増えた。それを断れば、会社都合での退職をちらつかせた」

結果的に残業をする日も増えたという。さらに、有休を取得した日に仕事を入れられることもあり、休日出勤も増えた。男性は体調を崩して退職した。

技術職の30代男性は過去に、ある上司を特別扱いする会社にいた。勤務時間内に会議をしないのが会社の方針のため、社員は毎回、休日出勤だった。しかし、なぜか上司だけは免除されていた。そんな上司のことを男性はこう話す。

「ある社員が上司とモメて退職した際、『市内の同業者全部に連絡して、お前は採用するな!って言ってやる』と言ってました。また、その上司が『嫌いだから』という理由で断ったお客様に、なぜか私が断った理由を説明しに行かされました。私は断ることに反対していたのですが……」

「結婚していいのは子孫を残す価値がある人間だけだ」「家族がどうなってもいいのか」

販売・サービス職でパートとして働く50代女性は、職場の現状に不満を漏らした。今年の6月1日に契約更新されるはずだったが、いまだ手続きはされていない。辛うじて給料は支払われているという。

「更新手続きができない理由は、人事担当者の長期欠勤。その欠勤理由は、会社の元会長が選挙に立候補したためです」

女性は、「こんないい加減な会社がまかり通るはずもないですよ」と嘆く。結局、元会長は落選したそうだ。

IT系技術職の30代男性は、今も上司の脅迫に苦しんでいる。新入社員として入社したある日、「お前は俺が許可するまで結婚するな。これは命令だ」と上司に言われた。その日の帰り際にも、

「結婚の許可なんて出せる訳がないだろ。いいな、命令だ。守れよ」

と追い打ちをかけられた。あまりにも突然のことで、「その時は冗談だと思い、大して気にせず勤務していました」という。しかし、約1か月後、同僚に「知り合いに女の子を紹介してもらうんだ」と話すと、

「どこから聞きつけたのか、その上司は『結婚していいのは子孫を残す価値がある人間だけだ』『家族がどうなってもいいのか』と言ってきました。その際には、私をクビにするような素振りも見せてきました」

と綴った。

引き続き、キャリコネニュースでは「上司のコミュニケーション能力に不満はありますか?」や「あなたの思う『ブラック企業の見分け方』に関するアンケートを募集をしています。