2019年10月08日 11:31 弁護士ドットコム
愛知県内で開催されている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」で、従軍慰安婦を象徴する「平和の少女像」などが展示されていたため、激しい抗議を受けて中止となっていた「表現の不自由展・その後」が10月8日午後から再開する。これに関連して、「表現の不自由展」の展示再開を求め、トリエンナーレ内で抗議のために展示を中止していた作家13組の作品も朝からオープンとなった。
【関連記事:「殺人以外なんでもされた」元AV女優・麻生希さん「自己責任論」めぐり激論】
メイン会場となっている愛知芸術文化センター(名古屋市)には午前10時の開場に合わせ、大勢の人が行列したが、現在(午前10時半)までに会場で目立った混乱はない。「表現の不自由展」の展示再開を求め、合わせて展示を中止していた作品には声明文が貼り出されていたが、同日朝からは「展示再開」という知らせがその上に新たに貼られていた。
「表現の不自由展」の鑑賞は、同日午後から入れ替え制で2回、実施されることが発表された。それによると、入場は抽選で、合計60人が入場できる。入場に際しては、手荷物を預け、金属探知機などによるセキュリティチェックを受けることが必要となる。
また、「表現の不自由展」の展示再開に対して、名古屋市の河村たかし市長が会場を訪れ、抗議の座り込みを行うことを表明している。