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【増税】ロックバンドの歌詞にも影響 「ヤバT」が「増税に伴い、二度目の一部歌詞の変更を行います」

2019年10月07日 12:20  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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消費増税の影響が音楽にも出ている。ロックバンド「ヤバイTシャツ屋さん」は10月6日、ツイッターで増税に伴う歌詞の変更を発表した。

当該楽曲は『喜志駅周辺なんもない』。「2019年10月1日からの増税に伴い、二度目の一部歌詞の変更を行います」と投稿した。

喜志駅→天王寺の運賃、2014年390円→2019年410円に値上がりし、歌詞に反映

同バンドは2012年に結成。休止と再開を繰り返しながら現在も活動している。その間、2014年4月、2019年10月と2度の増税を経験している。

『喜志駅周辺なんもない』では、近鉄長野線喜志駅(大阪府富田林市)から天王寺までの運賃が歌詞に出てくる(正確には同線大阪阿部野橋駅までの運賃で、同駅は天王寺駅まで徒歩約1分に位置する)。近鉄は増税に伴い運賃を改定しており、同バンドはツイッターで、

「2014年3月まで:天王寺まで390円はイタい
2019年9月まで:天王寺まで400円はイタい
2019年10月から:天王寺まで410円はイタい」

とツイートした。

コメント欄には「値上がりする歌詞」「増税に対応してくタイプのバンド」など称賛の声が相次いだ。一方で、同バンド楽曲『週10ですき家』で300円あれば牛丼が食べられる旨が歌われていることから「すき家の牛丼並も100円3枚じゃ買えなくなってますよ」など指摘する声も寄せられている。

2000年代前半、牛丼の価格競争が白熱化し、チェーンによっては300円以下で提供されていた時期もあった。すき家も牛丼並盛を300円以下で提供していたが、2015年4月に290円から350円に引き上げ。現在も350円で提供している。すき家では現在、ミニは290円なので、300円で牛丼が食べられないこともないが、こちらの歌詞も時代にそぐわなくなっていきそうだ。