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Apex Legendsシーズン3「メルトダウン」開幕 新レジェンド・クリプトの長所・短所は?

2019年10月07日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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 リリースから半年以上が経った『Apex Legends』だが、10月2日より待望のシーズン3「メルトダウン」が開幕。マップやレジェンドはもちろん、ゲームバランスも大きく変化した。


(参考:全弾ヘッドショットに高速移動……『Apex Legends』にはびこるチートの実態を調査してみた


・ドローン操る新レジェンド「クリプト」追加
 今回のシーズンでは、新レジェンド「クリプト」が追加に。クリプトは凄腕ハッカーで、そのコンピュータ技術で貧困した生活を抜け出し、ドローンを使ってApexゲームの中継システムを構築した。


 クリプトはゲーム内で、ドローンを使った偵察や敵の電子機器を無効化するEMP兵器(電磁パルス兵器)などを使いこなす。特にドローン攻撃は強力で、今までにないテクニカルな戦い方ができるのも特徴的だ。


 例えば、戦術アビリティの「スパイドローン」では、ドローンを使って、偵察と攻撃を行うことができる。「スパイドローン」はクリプトから数百メートル離れて活動可能で、敵を早期発見することが可能だが、ドローンの飛行時はかなり大きめの音を発することや、銃弾が1発でも命中すると墜落してしまうので、注意が必要だ。


 ドローンは撃墜されると再度使用可能になるまで45秒もかかるので、なるべく撃墜されないように運用したほうが良いだろう。


 パッシブアビリティは「ニューロリンク」で、戦術アビリティのスパイドローンで検知した敵の位置を味方に共有する能力。スパイドローンでは半径30メートルの敵を検知可能で、検知範囲内にいれば常に敵の位置が共有される。


 ブラッドハウンドの戦術アビリティ「全能の目」が、スキャン時に近くにいる敵の位置を一定時間だけ見ることができることを考えれば、”常に”というのはかなり強力だろう。


 アルティメットアビリティ「ドローンEMP」はドローンからEMP攻撃を行うことで、広範囲の敵に50シールドダメージとアークスターを食らったときのような、移動速度減少効果を与えることができる。


 更に範囲内のトラップを破壊することもできるので、ワットソンやコースティクスが要塞化している場所で使うのも非常に効果的だ。ドローンから攻撃するという性質上、ドローン展開時でないと使えないが、遠隔地の敵を攻撃できるのはかなり強力だ。


・新兵器「チャージライフル」
 また、新たな武器として「チャージライフル」が追加された。


 チャージライフルはエネルギーアモを使用するスナイパーライフルだが、同じくエネルギーアモを使用するトリプルテイクとは全く違った武器になっている。


 チャージライフルはビームを照射するような武器で、トリガーを引くと細いビームを照射し始め、1秒程度経つと太めのビームが照射される。細いビームにも多少のダメージはあるので、継続して当て続けることが必要だが、全弾ヒットしたときの火力はかなりのもので、70ダメージほど出ることも。


 スナイパーなので高倍率スコープも装着できるが、中距離でも使いやすい武器なので、2倍~4倍ぐらいの中倍率スコープを装着してもかなり使いやすい。


 さらに、重力による弾道落下がないのも特徴の1つ。ライトアモやヘビーアモの武器は弾道落下が激しく、遠距離狙撃の時には偏差撃ちが必要で、なかなか思ったように当たらない時もあるが、エネルギーアモは弾道落下が抑えられており、他の弾種に比べると当てやすい。


 それでも遠距離になると狙うのは難しいのだが、チャージライフルは重力による弾道落下がなく、狙った場所にまっすぐ飛ぶのでかなり当てやすい。弾速も速くタイムラグなく着弾するので、敵が動いていても照準を合わせやすいのも特徴だ。


・新マップ「ワールズエッジ」の特徴は?
 シーズン3ではマップが新マップ「ワールズエッジ」へ変更となり、今までのマップ「キングスキャニオン」は選べなくなっている。かといって、キングスキャニオンが今後遊べなくなるわけではなく、一時的にマップが切り替わるとのこと。今後はマップを選べるようになるとの情報もある。


 新マップは寒冷地のような凍っているような場所と、溶岩が湧き上がる暑い場所、間欠泉が吹き上がる湿地のような場所など、様々な地形で構成されている。建物の構造も一新され、今までのマップと違った楽しみ方ができるだろう。


・新たなホップアップも追加に
 さらに、新たなホップアップも2種類追加。G7スカウトとEVA-8オートに装着可能な「ダブルタップトリガー」とR301カービンとVK-47フラットラインに装着可能な「アンビルレシーバー」の2種類だ。


 「ダブルタップトリガー」は引き金を1度引くと2発連続で発射するといったもので、1発目の反動の影響を受ける前に2発目を打ち込むことができ、ほぼ同じ位置にまとまった状態で2発の弾丸を撃ち込むことが可能となる。


 「アンビルレシーバー」はセミオート(単発)射撃モードを強化するホップアップ。セミオート時のダメージを増加させることができるが、単発射撃時には弾薬を2発消費するといった効果を持つ。


 アンビルレシーバーをつけたときでも射撃モードの切替は可能なので、確実にヒットさせられる時だけセミオートに変更し、それ以外のときはフルオートにしておくといった運用も可能だ。


 筆者も実際にどちらも使ってみたが、ダブルタップトリガーは非常に強力だと感じた。特にEVA-8オートのダブルタップトリガー付きは凶悪で、一瞬で敵のシールドを削り切ることもできるのが魅力的だと感じた。


 残念なのは、ショットガンの連射速度を上げるショットガンボルトの効果が、ダブルタップの連射速度には影響しないという点だ。アンビルレシーバーはホップアップ自体のレアリティが高いこともあって手に入りにくいのと、2発消費するという特性のため、拡張マガジンがないとすぐに弾切れを起こすといった点から「あれば装備しておくべきだが、探すほどでもない」という感想を持った。


・一方で、レジェンドや武器に多数の調整も
 レジェンドや武器にも調整が入っているが、全て説明すると長くなるので影響が大きいものだけ紹介しよう。


 まず、ホップアップ「スカルピアサー」と「ディスラプター弾」が削除された。これに伴い、ウィングマンとロングボウのヘッドショットダメージが2.0倍から2.15倍に強化され、スカルピアサーがなくてもヘッドショットダメージが高めになるように変更された。


 次に、レベル4バックパックとレベル4ボディシールドの効果も変更に。これまで、レベル4バックパックは「回復アイテムの使用時間が50%になる」という効果が付与されていたが、シーズン3では「味方蘇生時に50シールドと70ヘルスを付与する」という効果に変わった。


 レベル4ボディシールドは「フィニッシャー成功時にシールドが全回復する」といった効果だったが、シーズン3では今までレベル4バックパックに付与されていた「回復アイテムの使用時間が50%になる」という効果が付与されている。


 シーズン3ではレベル4ボディシールドの有無に関わらず、フィニッシャーが成功すればシールドが全回復するように変更された。その他にも武器などに細かな調節が入っているが、特に特筆すべきなのはG7スカウトのダメージが30から34にアップしたことだろうか。


 今までは100ダメージを与えるためには4発が必要だったが、ダメージが34になったことで、3発で100ダメージ与えることが可能となった。初動に連射出来る武器に撃ち負けやすかったG7スカウトが強くなり、さらにダブルタップトリガーの実装によってかなり強化された印象だ。


 シーズン3では今までよりもゲーム自体の雰囲気がガラッと変わっているので、他のゲームへ移ってしまった人もシーズン3を期にApex Legendsに復帰するのはどうだろうか。


(tomokin)