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『ドラクエウォーク』プレイレポ:新幹線に乗ったらイベントメダルが大豊作だった

2019年10月07日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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 9月12日のリリース以降、爆発的な人気を博しているARゲームアプリ『ドラゴンクエストウォーク』(ドラクエウォーク)。同作で遊び始めて以降、初めて遠方に向かう用事があったので、出張や旅行に際しての楽しみ方の一端をレポートしたい。


(参考:有吉弘行、『ドラクエウォーク』を早くもクリア 「この2週間で150キロ歩いた」


 まずは意外に「稼ぎ」ができた、新幹線乗車時のプレイについて。おそらく通勤・通学中にプレイする人が気づいているように、電車やバスなどに乗っていると、「かいふくスポット」に多くタッチするチャンスが生まれる。モンスターは基本的に、停車中に湧くことになり、移動中はなかなか戦闘の機会は得られないが、報酬としてゴールドがもらえる「かいふくスポットタッチ数」の実績(ミッション)解除とともに、現在進行中の「DQIイベント」のイベントメダル(ラダトームのメダル)を獲得する上で、なかなか効率がいい。


 果たして、新幹線での移動中もかいふくスポットのタッチが可能なのか、と試してみると、これがなかなかおもしろかった。通信状況によって、フィールドに何も表示されない時間もあるが、基本的には、通常の電車に乗っているときと同じように、かいふくスポットは出てくる。シューティングゲームか音ゲーのように、画面上を流れいくかいふくスポットに触れる、という別ゲームのようになるが、歩いているだけでは期待できない、大量のイベントメダルを獲得することが可能だ。ゲームのコンセプト上、少々「ズルいことをしている」という感覚になるものの、ほんの数十分のプレイで、50カ所のかいふくスポットに触れることができた。15枚×50回で、750メダルだ。


 筆者の移動は、品川から名古屋までの2時間半。移動速度の関係で勝手にかいふくスポットに触れてくれる「WALKモード」に設定ができないため、画面とにらめっこしている必要があり、仕事の都合上多くのプレイ時間は確保できなかったが、真剣にプレイすれば1000枚、2000枚というメダルの獲得が十分に狙えるだろう。イベント限定の装備品や家具、またガチャも回すことができる。フィールド上をスイスイ進んでいく姿はUber Eatsで品物の到着を待っているときに似た楽しさがあり、ドラクエ“ウォーク”ではなくなってしまうけれど、高速移動中はラーミアに乗っているビジュアルにしてほしい……などと考えてしまった。


 また、街の特定の場所に出現する「メガモンスター」について、新横浜駅停車時に車内からタッチできそうだったが、出現時間とタイミングが合わなかった。もっとも、タッチできたとしても戦闘中に発車してしまうと、「距離が離れすぎている」という理由で締め出されてしまうので、1日1回の貴重な討伐機会をふいにしないように注意したい。


 さて、遠方に出かけた際の楽しみといえば、各地に点在する「おみやげ」の回収と、「地域限定モンスター」との出会いだ。旅行ならゆったりとプレイしながら探せばいいが、筆者は出張で時間的余裕がなかったので、「おみやげ」はパスし、「地域限定モンスター」の討伐に集中した。


 地域限定モンスターには、主に低レベル帯で出現する1体と、高レベル体で出現する1体の2体がいる。ちょうど「DQ1」のイベントクエストをこなしていて、「中級・3章5話」で2体とも出現することが確認されたので、夜の空き時間にひたすら歩いていると、ビジネスホテルの門限となる1時半までに、なんとか図鑑を埋めることができた。愛知県名古屋市に出現するモンスターは、中部・北陸地方限定の「マーブルン」「スウィートバッグ」の2体だ。ともに18体ずつ倒すことで、コンプリートになる。


 人によっては旅情が薄れるかもしれないが、このように退屈しがちな新幹線での移動中、また筆者のようにお酒が飲めず、旅行先の夜にあまり楽しみがない、という人でも、ドラクエウォークとともに過ごすと、小さな目標ができてなかなか楽しく、少し忙しく過ごすことができる。愛知から滋賀彦根、大阪を周ったものの、ゲットできなかった地域限定モンスター「のろいの岩」「ももいろ三姉妹」に出会うべく、時間を見つけて今度は旅行に行きたいと思う。


(橋川良寛)