30代男性の平均年収は、30~34歳で470万円、35~39歳になると528万円(国税庁調査)。昇進・転職などで収入が増える頃とも言えるだろう。未婚であれば結婚に向けて資金を貯めようと意識する世代ではないだろうか。
しかし、キャリコネニュース読者からは苦しい現状を語る声が多く寄せられた。年収370万円の男性は、現在貯金総額は140万円だが「まだ少ない」(月々の貯金額5万円)と不満のようだ。
「給料の昇給がないため手取りが少なく、貯金額を工面するのに頭を抱えています」
特に、給料の安さと税金の高さに対する不満の声が多数寄せられた。そんな中でも結婚や老後など、将来に備えて貯金を増やしたいという意欲は強く感じ取れる。月2万円を貯金に回している男性は、
「給料の昇給がないため手取りが少なく、交際費も増えて月々の貯金額を工面するのに頭を抱えています」(年収350万円/現在の貯金額350万円)
と、限られた手取りからなんとかして貯金を確保しようと試みている。実際に、出費を見直した人からの意見も寄せられた。
「重複した生命保険を見直して無駄な掛け金を減らし、貯金額を少しでも増やしたい」(年収450万円/現在の貯金額50万円/月々の貯金額2万5000円)
貯金額を増やすためには、出費が多い項目を削減していく必要があるだろう。
「貯めるために遊びや勉強にほとんどお金をかけていない今の状況は、どうかと思う」
満足しているという声も寄せられた。現在、総貯金書きが1500万円の男性は「一人暮らしなので貯金できている」(年収620万円/月々の貯金額5万円)と、未婚ならではの身軽さを利用し、順調に貯金しているようだ。
貯金はできているものの、今の生活そのものに対する不満の声も寄せられた。年収が180万円で月々5万円の貯金にまわしている男性は「順調に貯金が増えているのでよい」としながらも、
「生活防衛資金を貯めるために遊びや勉強にほとんどお金をかけていない今の状況は、どうかと思う」(現在の貯金額50万円)
と綴る。娯楽を楽しんだり、将来を見据えて自己啓発などを行ったりすることがプライベートの充実につながるだろう。そうした費用を削っている生活に疑問を抱えているようだ。
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